JR東日本と地域振興事業を手がける「さとゆめ」(千代田区)は、過疎化が進む JR青梅線沿線の活性化を目指し、エリア全体をホテルに見立てる事業「沿線まるごとホテル」の拠点となる施設「沿線まるごとラボ」を鳩ノ巣駅(東京都奥多摩町)に開設した。「まるごとホテル」は、古民家を改修して宿泊棟やレストランを設置し、地元の住民が案内を行うというプロジェクト。今回オープンした拠点施設の「沿線まるごとラボ」は、様々な実験や挑戦を行う研究所にしよう、とラボと名づけられ、無人駅の旧事務所を改修し、執務や会議に使うほか、ワークショップの開催なども予定している。
今後は来年度中のホテル開業を目指し、さらに、開業後も空き家を改修した客室の増設を進め、2028年度までに 5~8棟の宿泊棟の稼働を目指す計画となっている。
JR青梅線の鳩ノ巣駅に開設された「沿線まるごとラボ」