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オータパブリケイションズ主催 ホテルマネジメントセミナー in 東京

東京五輪、円安など急成長する日本市場 東京の世界におけるポジショニングとポテンシャルを再確認する

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月06日(金)
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第2セミナー
「良質な睡眠環境による差別化」
講師:㈱エアウィーヴ
代表取締役会長 高岡本州氏
 
エアウィーヴの販売開始から8 年、現在の売り上げは年間100 億円を軽く超える。まさしくマットレスパッドで寝具業界に革命をもたらした㈱エアウィーヴ。その代表取締役会長である高岡氏が、「ホテルを取り巻く環境」「高まる良質な睡眠に関する関心」「客室満足度における睡眠の重要性」について語った。
 
 同社が「るるぶトラベル」と「楽天トラベル」に依頼した調査“ ホテルの宿泊場所を選ぶ理由” では、1 位・立地、2 位・寝具にこだわっているか、という順であった。また、「ザ サイプレス メルキュールホテル名古屋」の協力で行なった導入調査では、宿泊単価1 泊4 ~ 5 万円のホテルよりも1 ~ 2 万円のホテルの利用客の方が寝具に対しての要求を持っていることが浮き彫りとなった。これらの調査結果からは、利用客の宿泊満足度で重要視されるのは「快適な睡眠が得られること」であり、エアウィーヴを導入した部屋の宿泊満足度は未導入の部屋をはるかにしのぐことが見て取れる。

エアウィーヴ最大の特長は、寝ているときの身体の動きにシンクロさせた復元性が高い反発力。睡眠中の寝返りが楽に行なえ、体への負担のない快適な睡眠につながっていく。よって愛用者にはテニスの錦織圭選手やフィギュアスケートの浅田真央選手といった一流アスリートも多い。
 
 来年はアスリートの祭典「リオ・オリンピック」が控えている。オリンピックが一般社会へ与える影響は絶大で、それこそオリンピックが開催されるごとに新しいトレンドが発生する。事実、エアウィーヴを利用するスポーツ選手のパフォーマンスの向上が見られるというデータから、ソチ・オリンピックではアメリカ、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、日本のナショナルチームが公式のマットレスパッドに選んだ。リオ・オリンピックに向けてもすでに多くの選手から要望がある。よって高岡氏は「睡眠はリオ・オリンピック以降、“ ただ寝ればよい” から“より快適な睡眠を求める”というトレンドに変わる」と説く。宿泊施設における寝具の重要性はさらに増していくに違いない。
 
第3セミナー
「東京五輪待ったなし!! 今こそ設備投資しませんか?」
講師:㈱関電エネルギーソリューション
営業企画部営業戦略グループ部長
温井孝宣氏
 
 Kenes(ケネス)こと関電エネルギーソリューションは、関西電力グループの総合エネルギー会社である。温井部長がレクチャーしたのは同社が行なう「ユーティリティサービス」「首都圏電力供給サービス」について。
 
 ホテル業界を取り巻く状況はとても良い。東京をはじめとする大都市圏での稼働率は8 ~ 9 割となり、客単価も上昇傾向にある。よって、不動産業界やレジャー業界のような異業種からの参入が相次ぎ、宿泊客の獲得競争が激化してきている。それに打ち勝つには、施設の改装やサービスの充実への設備投資(=本業への経営資源集中)がますます重要となる。一方で法令改正や人材不足などの課題への対応にも予算が必要であろう。さらにはエネルギー関連設備(照明、節水、空調、受変電・発電、給湯など)にかかる費用・労力も重くのしかかる。簡単には本業に資本を集中できないのが現状だ。そのような課題を解決するのが、Kenes のユーティリティサービスである。

 温井部長は、同社の照明ユーティリティサービスを4 年契約で導入したホテルの例を挙げて、ビジネスモデルを説明。まずはLED 化の初期投資費用をKenesが負担することでホテル側の支出はなし。ホテル側は毎月定額のサービス料金を支払う形となるが、削減効果がサービス料金を上回るためホテル側の導入メリットは非常に大きい。さらに契約期間中の修理、メンテナンスはKenes が実施するためホテル側に追加コストも発生しない。なおかつ、4 年契約満了後は設備の無償譲渡も可能。つまり、5 年目以降の削減効果がすべてホテル側のメリットとなるのだ。ホテル側は浮いた資金を本業にまわすことが可能となる。
 
 ユーティリティサービスがエネルギーの使用量を下げるのに対し、電力供給サービスは電気料金単価そのものを安くできるというもの。事務所ビル・商業施設・病院・ホテルなどの商業用需要で、時間帯・曜日・季節ごとの電力使用量の差が大きいほど、電気料金の削減が可能となる。
 

パネルディスカッション 「東京、そして日本の持つポテンシャルについて」

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