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第8回 木村滋久のNZワイナリー日記 

第8回「キムラセラーズヒストリー その3 —縁—」

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月13日(金)
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社内イベントのようす

仕事探しと恩師との出会い
 
 語学学校とワイン醸造学部で過ごした2 年間はあっという間で、気がつくと「ニュージーランド( 以下NZ)のワイナリーに就職したい」という新しい目標を持つようになっていました。日本では新卒採用の仕組みがあり、大学卒業時期にあわせて企業が採用活動を行ないますが、ここNZ を含めて、海外ではそのような風習はありません。組織に人員の不足が出たときだけ、募集が出るのが一般的です。求人情報は、新聞、インターネット、学校の掲示板、口コミなどさまざまですから、仕事を見つけるにはいろいろな所に常にアンテナを張っていなければなりません。しかし、ワイナリーからの求人は頻繁にあるものではなく、私はワイン醸造学部を卒業したにもかかわらず、仕事がない状況が続いておりました。そんな歯がゆい日々を送っているときに、ブドウ栽培学の先生から「友人のワイナリーで人を募集していて、君のことを話しておいたからそこへ連絡しなさい」という電話がありました。実は就学中、一つでも多くのことを吸収したいという思いから、ワイナリーでの雑用や学校主催のイベントの手伝いなどを無償でたくさんしていました。その電話をいただいたとき「私の情熱と思いが、その先生にはちゃんと届いていたんだ!」と、そう思えるうれしい出来事でした。今後の仕事探しのためにと素晴らしい推薦書を書いてくださり、今の私につながるきっかけをいただいた恩師との出会いは、生涯、私の宝物です。

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