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レポート 一杯のコーヒーの価値を高める ベルギー生まれのカラメルビスケット

ウェスティンホテル東京 総料理長 沼尻寿夫氏 × ロータスビスケット「ビスコフ」

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月13日(金)
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ロータスビスケット「ビスコフ」の魅力について、「しっかりとした焼き具合。カラメルのおいしさと最後に感じられるシナモンの香りが、コーヒーの味を引き立ててくれます」と語る沼尻寿夫氏。「一口食べて、一口飲む」「コーヒーに浸してから食べる」など、コーヒーとの楽しみ方の幅広さも高く評価している

主役のコーヒーをじゃましない
名脇役として理想的な風味
 
 ウェスティンホテル東京の総料理長を務める沼尻寿夫氏も、ロータスビスケット「ビスコフ」のファンの一人。カラメルのおいしさと最後に感じられるシナモンの香りが、コーヒーの味を引き立ててくれると太鼓判を押す。中でも特に沼尻氏が気に入っている特長が、「きっちり焼いてある」という点である。
 
「ビスケットの焼きがしっかりしているので食べたときの口どけがよく、後味も素晴らしいと思います。粉っぽさもないので、カラメルとシナモンのバランスのよさをはっきりと感じることができます」
 
 ホテルのラウンジでの使用をイメージしたとき、一枚ごとの個別包装であることも沼尻氏が評価するポイントだ。清潔であると同時に、ビスケットのクオリティーを保つこともできる。
 
 コーヒーとの相性を追求して開発されたロータスビスケット「ビスコフ」のレシピは、ロータス社の中でも創業家のごく一部の人にしか伝えられていないという。創業以来変わらない、門外不出の風味をかたくなに守り続けるその姿勢が、世界中のコーヒー好きの嗜好を満足させてきたのである。
 
 コーヒーにビスケットを一枚添えるだけで、お客さまに感じていただけるサービスの質はとても高まる。お菓子で有名なベルギーの老舗ブランドの背景にあるストーリーは、ホテルのラウンジの雰囲気を優雅に演出してくれるはずだ。
 
「コーヒーの味をじゃましないことが、一枚添えのビスケットに求められる大切な要素だと思います」と沼尻氏は言う。「ビスケットの味が主張し過ぎると、コーヒーの味が変わってしまいます。そうかと言って、ぼんやりとした味では添える意味がない。あくまでもコーヒーを主役としながら、名脇役として楽しませてくれるビスケットが求められるのです。その観点からも、ロータスビスケット『ビスコフ』は理想的な風味や食感を持っていると思います」
 
 コーヒーに使う砂糖に関しては、溶けやすさや量などの観点から最適なものをこだわり抜いて選ぶホテルは多いだろう。同様に、コーヒーとの相性を軸にしながら、添えるお菓子についてもこだわりを持って選ぶことは、お客さまに向けた訴求力の強化につながるのではないだろうか。その意味においてもロータスビスケット「ビスコフ」は、ホテルにとって魅力のあるツールとしてとらえることができる。
 
ファアグラとの組み合わせも面白い
料理人の感性が可能性を広げていく
 
 ロータスビスケット「ビスコフ」には、オリジナルカラメルビスケットのクランブルもラインアップされている。ビスケットの製造過程ではじかれたものを使うのではなく、成形したビスケットをあらためて砕くという工程を経た、手間ひまをかけて製造された製品だ。デザートやスイーツにアクセントをつけるクランチは、ホテルにおいてもオリジナルスイーツづくりの素材として応用できそうだ。
 
「パティシエにとって、新しいアイデアにつながるツールとなるでしょう。そこから生まれたスイーツメニューを、ほかのベルギーゆかりの品々とともに展開するベルギーフェアなどの可能性も考えられるのではないでしょうか」
 
 料理人として沼尻氏は、ロータスビスケット「ビスコフ」の味はフォアグラに合うと感じている。カラメルとシナモンの若干の甘さを感じさせるスパイスが、フォアグラと見事にマッチングするとイメージしているのだ。粉の要素のあるクランブルを食材として使えば、フォアグラを使った本格的な料理メニューへの応用も十分に考えられるという。
 
 もしもお酒と合わせるとすれば、沼尻氏のおすすめはシャンパン。ロータスビスケット「ビスコフ」を、アペリティフとともに提供するシーンも考えられそうだ。
 
「フォアグラを『ビスコフ』にのせて、シャンパンと一緒に楽しんでいただくのも面白い。最高のマッチングでしょう」
 
 町中にカフェチェーンがあふれ、サードウェーヴコーヒーが日本上陸し、コンビニエンスストアでもおいしいコーヒーが飲める時代を迎えている。さまざまな業態でコーヒーの新たなトレンドが生み出される中、コーヒーにこだわりを持つ消費者も増えてきている。
 
 そうした市場に向けて、「コーヒーのお供に」というコンセプトで提供されてきたロータスビスケット「ビスコフ」を提案することは、コーヒーの消費スタイルの多様性を拡大するチャンスをもたらしてくれるとも考えられる。その動きの中から、例えばビスケットをコーヒーにディップして食べるといったヨーロッパでは一般的な楽しみ方が、日本市場においても広がっていく可能性が出てくるかもしれない。
 
 そしてコーヒーの新しい楽しみ方を創出するロータスビスケット「ビスコフ」を、ホテルという高級感のあるシチュエーションで提供される一杯のコーヒーと組み合わせることで、ゆとりのある時間と空間はより豊かな広がりを見せていくだろう。

ウェスティンホテル東京
http://www.westin-tokyo.co.jp/

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