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ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR グローバル(本社・ロンドン)は、10 月27 日、世界4 地区(対象約5 万ホテル・675 万室)における2015年9月のホテル客室3指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR グローバルアジアパシフィック代表(apinfo@strglobal.com)まで。
アジア・パシフィックは
稼働率のみ減少傾向
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、稼働率を除き、2 指標において増加の結果となった。
稼働率は68.1%(0.5%減)、ADRはUSD108.23(2.0%増)、RevPARはUSD73.71(1.6%増)だった。
なお、日本の稼働率は85.3%(1.4%増)、ADR は1 万4917.25 円(20.3%増)、RevPAR は1 万2718.82 円(22.0%増)だった。
今回の調査にあたり、STR グローバルは次のようにコメントした。
「ニュージーランドは稼働率74.7%(1. 9%増)、ADR はNZD149. 00(5. 8%増)、RevPAR はNZD111.33(7.8%増)と3 指標においてすべて増加傾向となりました。台湾は稼働率63.0%(2.3%減)、ADRはTWD5671.17(1.7%減)、RevPAR はTWD3573.69(4.0%減)と3 指標において減少しました」
主な市場動向としてプーケット(タイ)は稼働率59.1%(6.8%増)、ADR はTHB2740.18(1.5 % 増)、RevPARはTHB1619.93(8.4%増)となり、ADR において15 カ月ぶりに上昇した。
デリー(インド)は稼働率62.9%(2.1%増)、ADR はINR5602.49(5.0%減)、RevPAR はINR3525.79(3.0%減)と、ADR の減少によりRevPAR が減少となった。
データファイル STR グローバル
2015年9月 世界4地区と国・都市別ホテル客室指標
【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月27日(金)