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Vol. 4 NEW YORK EYES  海外の拠点 ニューヨーク情報 Vol. 4

全米有名トッププロデューサーは フローラルデザイナー出身

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月12日(金)
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このシリーズでは、トラディショナルからトレンドまで、幅広い情報をお届けします。ホテル・レストランでのサービスやマナー、ウエディング・イベントパーティの創り方、ライフスタイルにおけるニューヨーカーの感性などさまざまな視点からの最新情報です。日本人の感性と世界をリードするニューヨーカーの感性とうまく融合することで、「ZEN OMOTENASHI」は世界中から称賛を得ることでしょう。

おどろきのダイエットサポート
 
 ここでは、トッププロデューサーについてご紹介いたします。
 依頼を受けたプロデューサーは、早速、クライアントとの打ち合わせに入ります。
 彼らは、好みのイメージを把握するためのコミュニケーションのとり方が優れています。簡単なあいさつから入り、限られた時間内で相手の要望を聞きながら、パソコンにその場で打ち込んでいきます。アシスタントが一般的にはこの作業をします。
 
 ほとんどの場合、BRIDE とその母親あるいは姉妹と一緒に打ち合わせにきます。
 VENUE(会場)のイメージ、食事のリクエストなど。すべての打ち合わせを進めていきますが、ここでは、そこまでかかわるの? というダイエットアドヴァイスについてお話します。BRIDEの好みのガウンが、体にフィットしない、あるいは、見た目も合わないのではと本人から悩み相談が出てきたとき、彼らはダイエットをお勧めいたします。
 
 つまり、そこまで好みのガウンがあれば、ガウンを変えるのではなく自分の体型がそこに入るようにしましょうということになります。彼女に合わせたイエットメニューを早速作り、そちらをBIGDAY(本番)までシミュレーションをしたうえで、必ず守るように約束をします。途中のケアも欠かしません。マーメイドラインのガウンなんて、絶対に似合わない! と思うのは、プロデューサーの主観にすぎず、どんなイメージを持っているかは内面の問題です。彼女の意向に沿うようにあきらめずにサポートしていくことがプロの仕事。結構、大変なことでギャンブルのようですが、不思議なことにこれまでダイエットをすれば良かったはずが、何がなんでもあのガウンを着たい! と思ったら実行するというのも、ウエデイングの女性に与える力はすごいものですよね。
 
〈注釈〉トラデイッショナルな言い方は、ウエデイングドレスとトレインを総称してガウンと表現しますが、ウエデイングドレスでもOK。
 
フローラルデザイナーは
イメージ経験が豊富
 
 フロリストで花束(ブーケ)のオーダーが入り、あなたがデザイナーだったとしましょう。ある男性が、「彼女のお誕生日に花束をプレゼントしたい。君に任せるよ」と言われたら、どうしますか?フロリストに入荷しているお花から、どうやってお花を選んでつくりますか?彼女のお好きなお花は何でしょうか?と聞いても、その男性は知りません。だから、任せるよと言われたわけです。さて、どうしましょう。
 
「あなたの大切な彼女は、どんな方ですか? かわいらしい方? 活発な方?それともエレガントで静かな方?」と聞くと、彼が感じている彼女のイメージを話してくれるはずです。
 
「彼女は、とても内向的で優しくて静かな女性だよ。だから、お花をプレゼントして喜んだ顔が楽しみなんだ」と答えたとします。さて、これだけで重要な情報が得られたことになりますからイメージに合ったお花を選び、あとはデザインスキルをもって、花々を束ねます。つまり、お花そのもので女性のイメージを現すことが可能です。
 
 Flower は言語としてすべて女性名詞だということにお気づきでしょうか。

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