ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR グローバル(本社・ロンドン)は、1 月28 日、世界4 地区(対象約5 万ホテル・675 万室)における2015 年12 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR グローバルアジアパシフィック代表(apinfo@strglobal.com)まで。
アジア・パシフィックは
3 指標にすべて上昇
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、3 指標においてすべて上昇の結果となった。
稼働率は67.4%(1.5%増)、ADR はUSD113.41(0.9 % 増)、RevPAR はUSD76.39(2.5%増)だった。
なお、日本の稼働率は80.7%(0.7%減)、ADR は1 万5760.09 円(13.7%増)、RevPARは1 万2714.90 円(12.9%増)だった。
今回の調査にあたり、STR グローバルは次のようにコメントした。
「中国は稼働率65.1%(0.1%減)、ADRはCNY545.20(3.4%減)、RevPAR はCNY354.91(3.5%減)と需要は年々増していますが、供給が増加したことで3 指標においてすべて減少しました。
シンガポールは稼働率82.5%(0.4%減)、ADR はSGD288.90(3.3 % 減)、RevPAR はSGD238.38(3.7%減)と、インバウンドおよびビジネスユースの減少が影響し3 指標においてすべて減少しました」
主な市場動向として三亜(中国)は稼働率63.0%(10.6%増)、ADRはCNY885.29(4.2%減)、RevPARはCNY557.47(6.0%増)となり、稼働率の上昇によりRevPARが伸長した。
ソウル(韓国)は稼働率68.9%(10.8%減)、ADR はKRW18 万5681.13(8.2%減)、RevPAR はKRW12 万8000.61(18.2%減)と3 指標において減少した。
データファイル STR グローバル
2015年12月 世界4地区と国・都市別ホテル客室指標
【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月26日(金)