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第10回 ホテルショコラ物語 

第10回 調理担当 片柳久美子氏

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月18日(金)
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プリティおやじこと飯野智子がホテルオークラから今日にいたるまでのストーリーを4 回にわたり連載をしてきた。昨年12 月よりは飯野智子を師とし「ホテルショコラ函館」を愛するメンバーの素顔や思いをまとめている。少人数ながらもスタッフは多用な業務をこなしている。それは飯野智子が、ショコラファミリーとして、大きな愛、心で包んでいるからこそである。今回は宿泊者とスタッフの胃袋の強い見方、調理担当 片柳久美子にスポットを当ててみた。
 
 片柳久美子が「ホテルショコラ函館」の調理担当として着任したのは今から約3 年前。前職は病院のレストランの調理を行なっていた。ホテルショコラでは宿泊者の朝食とスタッフの昼食を用意している。宿泊者には地元の食材やこだわりのパンなど和食と洋食2 種類の朝食を、まさに手作りで朝7 時~提供している。飯野智子はじめ、湯岡正昭、成田忍、濱田倫子などスタッフが食する昼食はまさしく一日のエネルギー源であり、片柳久美子の愛情こめた手作りは笑顔の源でもある。
 
「私はショコラにお世話になるまで4 人の女性経営者の下で働いていました。しかし、女性特有なムードや運営はなかなか肌に合わず、女性経営者の下では働かないと決めていました」(片柳久美子)。
 
 そんな片柳久美子が通称“ プリティおやじ” と言えども、まさしく女性である飯野智子の下で約3 年も勤めているのはなぜか、それはお客さま本位であること、スタッフをとても大切に思う優しさに魅かれたからだった。
 
 きっかけは友人に頼まれて臨時のお手伝いだった。期間は1 週間。その1 週間で片柳久美子は飯野智子はこれまで経験した女性経営者とちがうことを肌で感じた。これまで出会った女性は、目の前にいるお客さまよりもまずは自分のことを主張、率先したりなど、まさに自己中心的だった。人間関係も好き嫌いで行動、言動しているケースを多く目の当たりにしてきた。
 
 ところが飯野智子はちがった。

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