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連載51 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場 

連載51   社長! 会社の現状に正面から向き合っていますか?

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月25日(金)
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㈱スプリングフィールド
代表取締役
桃井文子
〈プロフィール〉岡山市の老舗旅館、岡山石山花壇(現在のザ マグリット)の宴会営業スタッフとして入社。その後、婚礼部門を強化するプロジェクトを成功させ、年間2 組から339組までを達成したのは業界でも有名。同社にてウェディング・プランナー、マネージャー、支配人、営業企画室長、役員として活躍。また、関連会社 グレート:プランニングにてコンサルタントとして、12 年間、全国の数々のホテル、結婚式場の再生、婚礼強化に携わる。プランナー教育、マネージャー教育、経営者の良きアドバイザーとして定評がある。平成23 年、スプリングフィールドを設立。経営コンサルタント、衣裳・美容の内製化支援、式場のプロデュースを中心に現在活動中。2013 年5 月には、ニューヨーク支社を設立し、現地でもパーティーやイベントを手掛け、日本のウエディング、パーティーを広める活動もしている。

今回は中小企業の会社の社長に向けて現状を見直していただくという観点で書かせていただきました。中小企業の場合はオーナー様が直接経営や家族経営を行なっておられる会社が多いです。課題は社長が会社の状態に正面から向き合っているか、否かです。

 ブライダル業界の現状は、ここ数年、とても厳しく、財力のある大手企業が勝ち組みにずらりと並んでいます。一方、小規模な式場やホテルは一生懸命頑張っていますが、莫大な広告宣伝費、施設への投資がかさみ、利益を出すことが難しくなっています。
 
 そんな中、感じることは、小規模な会社の社長は二つのタイプに分かれることです。一つは自分の会社の現状に真摯に真っ向から向き合い、経営改善に努め、結果を出すタイプ、そしてもう一つは、逆に現実から逃げ、ますます悪い状態に陥っているのにもかかわらず、平然としているタイプです。
 
 前者の社長には、もちろん辛口道場の必要はありません。現在お伺いしている会社の社長様も、この1 年で並々ならぬ努力をされました。リニューアルオープン当初は、地域の勝ち組として順調に売り上げを伸ばしてこられましたが、ここ何年か低迷し、悩まれ、私どもにお声かけくださいました。私たちはコンサルに入ると、最初に社員の方全員と個人面談を行ないます。そこであがってきた不満や疑問などを社長にフィードバックします。社長にとっては厳しいことです。しかし、こちらの社長様はすべて受け止められました。社員の不満や思いに向き合い、自らを変革し、権限委譲を行ない、サポートに徹したのです。

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