1 月は、前半の暖冬傾向による売り上げ好調が後半の悪天候による影響をカバーし、月全体の売り上げは前年を上回る105.3%となった。特にファストフードが昨年の異物混入問題から回復し、ファミリーレストランも堅調に推移したことが全体売り上げを押し上げた。
ファストフード(FF)業態の全体売り上げは109.6%と大きく前年を上回った。
業態別では「洋風」は、昨年の異物混入問題からの回復と新商品の販売などから売り上げは好調で116.6%となった。「和風」は、好調の定食メニューがけん引し、売り上げは102.5%と3 カ月ぶりに前年を上回った。「麺類」は、引き続き単価が高めの新商品が好調で売り上げは106. 9%、「持ち帰り米飯・回転ずし」は、客単価の上昇に支えられ100.7%となった。「その他」は、アイスクリームが暖冬を追い風に引き続き好調、カレーも堅調に推移し、売り上げは106.4% となった。
データファイル 日本フードサービス協会
2016 年1 月の外食産業市場動向 暖冬の前半に売り上げ好調、前年を上回る
【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月25日(金)