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レポート 

宿泊・外食・給食産業向け 合同専門展示会「HCJ2016」開催

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月25日(金)
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展示規模は前年より118 ブース増の1947 ブースに拡大

 今年もホスピタリティーとフードサービスの合同専門展示会「HCJ2016」が2月16 日㈫~ 19 日㈮の4 日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。2015 年のインバウンド観光客は1973 万人を超え、宿泊・料飲業界にとっては、大きな追い風になっており、その影響から活気あふれる展示会となった。


昨年を1195 人上回る5 万5858 人が来場した

展示ゾーンを大幅に見直した
HCJ2016
 
( 一社) 日本能率協会(JMA、山口 範雄会長)ほか関連団体が主催する「HCJ2016」は① 外食・宿泊・レジャー業界に向けた「国際ホテル・レストラン・ショー(HOTERES JAPAN)」、②給食・中食・弁当関連業界に向けた「フード・ケータリングショー(CATEREXJAPAN)」、③厨房・フードサービスに向けた「厨房設備機器展(JAPAN FOODSERVICE EQUIPMENT SHOW)」の三つの商談専門展の総称で、今年で13 回目の開催となった。宿泊・観光関連業界の好調を反映してか、展示規模は前年より118 ブース増の1947 ブースと拡大し、会期中の通算来場者数も、昨年を1195人上回る5 万5858 人となった。
 
 今回は、従来のゾーン分けが大きく見直され、より今日的なテーマ性を備えた切り口に再編成されたことが大きな特徴であった。
 
 最大規模の「厨房設備・機器ゾーン」は、厨房の効率化・生産性の向上に係る国内外の事業者の最新の厨房設備・機器、サービスなどが集結する圧巻の展示となった。業務用総合厨房メーカーのタニコーのブースでは、恒例のコンセプトモデル「未来のキッチン」TX ‐03 を展示。今回は山下春幸シェフとのコラボにより「和食」がコンセプトに採用された。
 
 今回「IT システム・機器ゾーン」から独立した「外食向けIT システム・機器関連ゾーン」は、特定分野に絞りこんだ結果、参加者が見やすい展示となり好評を得た。また、従来は独立したゾーン扱いだった「客室備品・家具・インテリア・エクステリア・商環境設置ゾーン」と「ホテル・旅館・飲食店向け設計・改修ゾーン」、「和モダン・和空間ゾーン」が併合し、「ホスピタリティデザイン東京」2016 として展開され、大きなインパクトを与えた。
 
 そのほか「外客対応・対策EXPO」や、ホテルや旅館などの温浴施設に関する多彩なサービスや機器、関連商品の展示ゾーン「ONSEN & SAUNA JAPAN」、国内外の商品を扱う事業者が一堂に会し、大々的に展開された「テーブルウエアゾーン」、さらに「IT システム・機器関連ゾーン」、「容器・パッケージ・化粧箱ゾーン」、「衛生・クリンネス・食中毒対策ゾーン」、「フードサービスゾーン」、「給食・弁当・宅配サービスゾーン」、「店舗向け植物工場ゾーン、「パーティー・ブライダル&おみやげ・ギフトゾーン」、「イベント・映像演出ゾーン」、「デジタルサイネージ・サイン・ディスプレイゾーン」、「ブッフェ・バイキングゾーン」、「カフェ・ベーカリー・デザートゾーン」、「省エネ・創エネゾーン」など、いずれのゾーンも昨年に勝るとも劣らない活気を呈していた。

ネスレネスプレッソ㈱のブース。プロフェッショナル用ポッド・コーヒーに対応したコンパクトな2ヘッドタイプのマシンAGUILA220 を初展示。基本機能をそのままに、「スペースが限定された店舗に適したサイズのAGUILA を」との要望に応えた期待の新製品だ

ノリタケカンパニーリミテッドは、「窯変」シリーズや、白磁ながら薄手で軽量な「グランディール」シリーズ、オールドノリタケのモチーフをアレンジした柄が魅力的な「オマージュコレクションコーヒー碗皿」などが注目を集めた

㈱ラショナル・ジャパンのブースでは、同社を代表するスチームコンベクションオーブン「SelfCookingCenter® 5 Senses」を用いた調理実演で連日会場を盛り上げた。日本料理店にスチコンのメリットを訴求する活動を強化していくという
 

冷熱機器総合メーカー大和冷機工業㈱は、グッドデザイン賞を受賞したインバータ制御スライド扉冷蔵庫「エコ蔵くん」をはじめ、参考出品として自動開閉式トビラやパワーアシスト機能付きトビラを備えた冷蔵庫などを展示した

今年も豊富なコンクールや
デモンストレーションで参加者を魅了!
 
 第6 ホールのイベントステージでは、例年HCJ 動員数ナンバーワンを誇る各種イベントが開催された。
 
 2 月16 日は「ジャパン ラテアートチャンピオンシップ2016」と、「ジャパン コーヒー イン グッド スピリッツチャンピオンシップ2016」(主催:日本スペシャルティコーヒー協会:SCAJ)が開催された。3 月に上海で開かれる世界大会への出場権をかけて行なわれた「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ2016」は「ディーンアンドデルーカ」(㈱ディーンアンドデルーカジャパン)の吉住美奈子さんが優勝した。一方、近年注目を浴びているコーヒーにアルコールを加えた飲料「コーヒー イン グッド スピリッツ」の競技会である「ジャパン コーヒー イン グッド スピリッツ チャンピオンシップ2016」の決勝大会は、「Bar ISTA」の野里史昭さんが優勝した。
 
 2 月18 日には、レストランサービス技能士の資格持つサービスパーソンたちが、日ごろ培った技能を競い合うHRS 設立30 周年記念「第10 回 HRS サービスコンクール2016」(主催:一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(HRS))が開催された。
 
 その他、テイスティングを通じた「日本のお酒 セールスアップセミナー」&日本酒ナビゲーター認定講座(主催:NPO 法人FBO(料飲専門家団体連合)/日本酒サービス研究会・酒匠研究連合会(SSI))や、新しい介護食品「スマイルケア食」調理実演・試食イベント(主催:農林水産省・一般社団法人日本能率協会)、HCJ 参加者セミナー、ホスピタリティデザインセミナー、トレンドセミナー、給食セミナーなどが連日開催された。来年の開催は、2 月21 日~ 24 日を予定。
 

業務用厨房機器を多く展示したホバート・ジャパン㈱のブースでは、革新的技術を多くとり入れ、優れた効率性を実現したフライトタイプの新型食器具洗浄機FTNi シリーズなどに注目が集まった

発売間近の製品の展示や、調理実演も多数開催したタニコー㈱。同社恒例でHCJ の華とも言えるコンセプトキッチン「未来のキッチン」。今年は山下春幸シェフとのコラボで和食をテーマにTX-03を展示。写真は谷口秀一代表取締役社長(向かって左)と山下シェフ

日本洗浄機㈱の中川幹夫 代表取締役社長。小型店舗でも効率的に調理できる近日発売予定のクラムシェルグルドル「ステーキグリドルMT21」をはじめ、新型ウォーマー、冷凍麺の解凍調理器などを展示。いずれもコンパクトなサイズと高効率を追求

イベントステージではさまざまな催しが連日開催され、多くの参加者を集めた

 このほか、本誌では出展各企業の紹介、第10回HRSサービスコンクール2016のレポートが掲載されています。詳細は本誌をお買い上げいただくか、電子版にご登録ください。
 
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