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第93 回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成

第93 回「サービスとは誰がためにやる」

【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月06日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉
1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

笑顔の出し惜しみはもったいない
 ある企業から講演を頼まれて、前日仙台市内の高級ホテルに泊まったときのお話である。フロントには2 人の男性と素敵な女性スタッフが1 人立っていた。私がチェックインしたとき、ちょうどその女性スタッフの方が対応してくださったのですが、一切の手続きを終えるまでまったく笑顔なし。既にホテルのロビーには翌日の主催者の会長をはじめスタッフの皆さんが、夕食を接待したいとロビーで待機していたので「私の荷物はお部屋に入れておいてもらえますか」の語りかけにも、言葉では快く引き受けてくださってもやっぱり笑顔がなし。私はよく講演で女性の笑顔は相手の心を開くともまた運気を上げるとも聞くので(一説によれば宝くじを買うときもニコニコしている人から買ったときの方が当たる確率がぐっと高いと聞く)、笑顔の出し惜しみはもったいないですよと説く。これに気付いて指導するのが本来リーダーの役目で、もし笑顔を出してないことにまったく気付けないようなリーダーなら、自分の役割とはなんぞやということを改めて再認識してほしいものである。そして、仙台市内の食事処で美味しいお料理をご馳走になってホテルに戻ってきたときも、先ほどの女性スタッフからルームキーを渡されたがやっぱり笑顔はなかった。

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