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トップインタビュー  星野リゾート 代表 星野 佳路 氏

初となる「都市型旅館」、「海外の“星のや”」、「都市ホテル」など次々に新しい挑戦を展開観光客のニーズに応えるためにさまざまなチャレンジを行なっていく

【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月06日(金)
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昨年はANA クラウンプラザホテル4 施設の取得、「星のや」4 軒目となる「星のや富士」の開業、界ブランドとしては初の新築案件となる「界 鬼怒川」の開業、㈱日本政策投資銀行との共同運営ファンド「ホテル旅館リニューアルファンド」の設立、など同社のトピックスとなる案件を次々と公表。そして、今年は同社初となる都市型旅館「星のや東京」や海外初の星のやとなる「星のやバリ」の開業のほか、同社初となる都市ホテルの運営開始を公表など、大きなチャレンジが続く。同社の現状と展望について、代表の星野氏に聞いた。


星野リゾート 代表 星野 佳路 氏

目先の数字だけ見ていても
意味はない
 
最近は大きな話題となる案件の公表が続いていますが、まずは足下の現在の業績について教えてください。
 
 星野リゾートでは「持続可能な競争力」という観点から売り上げや利益といった外的環境に大きな影響を受ける指標よりも、仕組みとしての強さ、プロセスを重視しているのですが、その点で見ると全体的に良くなっていると感じています。
 
 例えば、福島にあり誰もが「難しい」と言っていたアルツ磐梯と裏磐梯の猫魔スキー場について言いますと、今年は全国的に降雪量が少なく全国どこのスキーリゾートも売り上げを減少させる厳しい状況だと思います。しかし、そういった状況を予測した体制の準備や、猫魔自体は降雪量が大きく減少せず、またスキーリゾートとしてのブランディングが奏功し売り上げを伸ばすことができました。結果、アルツ磐梯は売り上げを減少させたものの、二施設を合わせた営業利益は前年を上回ることができました。
 
 これは一例ですが、全社的にこういった仕組みとしての強さが着実についてきていると感じています。売り上げや利益というのはもちろん大切な指標ではありますが、外的要因を受けることを考えればそれらのような目先の数字だけを見ていても意味がないと考えています。
 
 また、私たちのグループでは今年約250 名の新卒採用を行なうのですが、これだけ採用難と言われている時代の中でも優秀な人材が集まってくれていますし、人材の定着率も高く、着実に力はついてきているという手応えを感じています。

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