HACCP義務化が既定路線となった今、レストランや厨房を備えたホテルなど宿泊施設にとって、衛生管理体制のさらなる強化は避けては通れないテーマとなった。
また、情報が一瞬で広範囲に拡散する時代となり、異物混入・食中毒事件の当事者となった場合、事業者が受けるダメージが以前よりはるかに深刻なものとなったことも、衛生管理水準の底上げを後押しする要因となっている。
HACCP完全義務化までのロードマップはまだ不明瞭な点も残るが、農水省の国内産品輸出促進制作との兼ね合いもあり、かなりスピーディーな展開が予想される。
今回の特集では①HACCP義務化に向けた政策の最新動向、②事業者の取り組み事例、衛生関連資材やサービスのサプライヤーへの取材を通じて、衛生管理に関する最新の動向を紹介する。
詳細は6月10日号をお買い上げいただくか、電子版にご登録いただければ幸いです。
https://www.hoteresonline.com/hoteres/application/input/78
※HACCP=Hazard Analysis and Critical Control Point
HACCP とは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の 危害をあらかじめ分析( Hazard Analysis ) し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという 重要管理点( Critical Control Point ) を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生 管理の手法。この手法は 国連の国連食糧農業機関( FAO )と世界保健機関( WHO )の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたもの。
CONTENTS
総 論<寄稿>
HACCP の義務化の意義とそのインパクト
FSCI(国際コンサルタント協会)会員 本山 忠広氏
インタビュー
東京都食品衛生自主管理認証制度
東京都 福祉保健局 健康安全部 食品危機管理担当課長 澁谷智晃氏
ケーススタディー
ホテルオークラ東京/八芳園/ユニバーサル企業㈱
サプライヤーインタビュー
業務用たわしのラインアップをさらに強化
異物混入対策用が大きな反響
スリーエム ジャパン㈱
コマーシャルケア事業部 マーケティング部マネジャー 秋山良太氏
製品ガイド
プロの衛生管理に役立つ! ライオンの業務用衛生製品