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連載59 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場 

連載59  社長! あなたの商売の本音はどこにありますか?

【月刊HOTERES 2016年07月号】
2016年07月22日(金)
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㈱スプリングフィールド
代表取締役
桃井文子
〈プロフィール〉岡山市の老舗旅館、岡山石山花壇(現在のザ マグリット)の宴会営業スタッフとして入社。その後、婚礼部門を強化するプロジェクトを成功させ、年間2 組から339組までを達成したのは業界でも有名。同社にてウェディング・プランナー、マネージャー、支配人、営業企画室長、役員として活躍。また、関連会社 グレート:プランニングにてコンサルタントとして、12 年間、全国の数々のホテル、結婚式場の再生、婚礼強化に携わる。プランナー教育、マネージャー教育、経営者の良きアドバイザーとして定評がある。平成23 年、スプリングフィールドを設立。経営コンサルタント、衣裳・美容の内製化支援、式場のプロデュースを中心に現在活動中。2013 年5 月には、ニューヨーク支社を設立し、現地でもパーティーやイベントを手掛け、日本のウエディング、パーティーを広める活動もしている。

この辛口道場もおかげさまで2 年以上連載させていただきました。辛口道場で言いたいことを自由に書かせてもらいながらいつも会社の経営ってなんだろう? 経営者って成功していくにはどうしたらいいのだろうか? と私も自分自身に自問自答しながらいろいろな角度から日々考えています。今回は社長の本音に迫りながら書いてみました。

 商売とは、調べてみると利益を上げる目的でものを売り買いすること、課せられている任務、勤め、職業や接客商売などといった言葉で説明されています。会社というものは利益がなくては存続しません。この商売の説明にある利益だけを追い求めていく会社も実際には多く存在しています。利益追求型で何でもやってしまい、いかなる手段、手法を使っても利益を出すことにコミットしてお客さまと向き合わないところは、会社の経営理念とのギャップを感じてしまいます。ウエディングは値引き合戦となり、利益を確実に出して安定的な経営ができるところも決して多くはありません。
 
 会社の付加価値や商品で勝負するのではなく、担当者は一刻も早く成約を得るために安く商品を売ってしまうのです。安くすればそれに引かれて一時的にお客さまが来てくれるかもしれません。もうかるかもしれません。ただ商売として長くは続きません。特にウエディングの商品は人生において何度も買わない未知の世界のものです。本当にお客さまのことを大事に考えた上で社長が筆頭に立ち、誠心誠意に社員やスタッフが一生懸命動いている施設は、兄弟や親戚、友人などの紹介でリピート率がものすごく高く人気の会場は結果、地域1番店になっているところもたくさんあります。
 

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