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データファイル 日本フードサービス協会 

2016 年5 月の外食産業市場動向 ファストフード(FF)の好調で売り上げは若干前年を上回る

【月刊HOTERES 2016年07月号】
2016年07月22日(金)
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 5 月は、土曜日が1 日少ない曜日回りがマイナスに影響した業態もあったが、ファストフード(FF)が連休を中心におおむね好調に推移したことから、全体の売り上げは前年を若干上回り100.6%となった。一方、ファミリーレストラン(FR)は洋風を中心に苦戦が続いており、売り上げは98.0%と今年に入って3 月に続き2度目の前年割れとなった。業態別概況で見ると、FF 業態の全体売り上げは104.6%と前年を上回った。

 業種別では「洋風」は、各社まちまちであったが、キャンペーンメニューがおおむね好調で売り上げは108.2%となった。「和風」は、客数増と定食メニューに支えられ売り上げは103.5%であった。「麺類」は、季節メニューの投入が奏功し売り上げは103.9%と堅調。「持ち帰り米飯・回転ずし」は、店舗減などから96.9%と前年を下回った。「その他」は、アイスクリームが客数を伸ばし堅調、前年比102.9% となった。
 
 FR 業態は、土曜日が少ない曜日回りの影響もあり集客が伸びず、売り上げは98.0%と今年二度目の前年割れとなった。
 
 業種別では、「洋風」は、一部低価格メニューの提供で堅調なところがあるものの、週末のディナー時間帯が振るわず売り上げは97.3%、「和風」は、連休中振るわなかったところがあり、売り上げ98.5%、「中華」は店舗削減等で売り上げ96. 1% となった。「焼き肉」は、連休中の家族需要を取り込んで、売り上げは102.8%と引き続き好調に推移した。
 パブ・居酒屋業態は、連休谷間の平日が通常の休前日ほど集客しなかったことや、金曜日が1 日少ない曜日回りがマイナスに影響し、「パブ・ビアホール」は、売り上げは94.2%と6 カ月ぶりに前年を下回った。「居酒屋」は店舗削減の影響で85.5%と引き続き前年比減が続いている。
 ディナーレストラン業態は、景況感の悪化からか客単価は伸びていないが、店舗数の増加により売り上げは100.5%となった。
 喫茶業態は、郊外型のショッピングセンター等商業施設立地の店が振るわず、売り上げは99.2%と前年を下回った。

日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/


 

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