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第15 回 観光施設メディアラボ 公益社団法人国際観光施設協会編

第15 回 第5回 新しいインテリアデザインに生かしたい 伝統技術とデザイン3、江戸小紋

【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月12日(金)
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㈱オリバー 首都圏SE 室 室長 稲垣雅夫氏


入り口


作業場


型紙収納棚

創業150 年の歴史を持つ
富田染工藝
 今、伝統小芸の素材・技術を生かし、現代のライフスタイルに合わせた新しいデザインのプロダクツが創り出され注目されています。
 
 国際観光施設協会インテリア分科会は、建築・インテリアに深く関わりを持つ伝統工芸とその素材や部材に目を向けて、新しい方向性を探り生かしていきたいと考え、伝統工芸の工房や現場を探訪する企画を起しました。
 
 今回は富田染工藝さんへお伺いしました。同社は江戸小紋の染物を全行程自社で製作しています。着物の反物以外にも風呂敷、ネッカチーフ、ストール、ネクタイ等を製作しています。創業150 年、現在の地に来て90 年とのことです。
 
 建物位置は都電荒川線早稲田駅と面影橋の中間の神田川沿いにあり、まわりはマンションばかりですが、富田染工藝の建物は雰囲気ある木造2 階建、入口を入ると染の作業場、その奥が型紙の収納棚、染料加工場と続いています。富田社長にお話をお伺いしました。
 
 神田川沿いに染物屋は現在70 社、最盛期には400 社あったそうです。東京オリンピックまではこの川で少しぐらいの汚濁も水量が多いので水洗いができたそうですが東京オリンピックを機に河川汚濁防止条例が施行されて禁止された今は、水槽を使ってジェット水量で水洗いをしているとのこと。
 
 組合は30 年前で60 社あったそうですが今は16 社に減ってしまい冨田さんは着物の再興を願って染に徹してがんばると話していました。
 新しい傾向としては男性の着物も増えているそうです。

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