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第七回 石川夕起子  バーチャルからリアルに 次世代を動かす「感動スイッチ」 第七回 

第七回  消極的な言動には彼等彼女なりの理由が

【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月19日(金)
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関西国際大学
人間科学部経営学科
ブライダルコース 講師
石川夕起子
神戸市出身。ラジオDJ・CM ナレーションなど声の仕事をきっかけに、ブライダル業界に入る。披露宴司会・プランナーとして携わったウエディング数は、4,000 組を超える。2000年ワタベウェディング株式会社三ノ宮店店長に就任。『 国内挙式事業』を強化し、2005 年神戸グランドプラザ店長に就任。翌年には2 店舗をトップ表彰へ導く。2011 年関西国際大学人間科学部経営学科ブライダルコースの講師に就任。ブライダルの実践を通した経営、人間力、常に「目的」と「意図」を意識した行動を伝えている。キャンパス内で公募ウエディング、学外で学生プロデュースウエディングを実施するなど、座学と現場との学びの往還を図る教育で、注目される。研究紀要「1980年代から現代におけるウエディングの変遷」等。(イメージトレーナーとしても講演・セミナー活動等全国展開中)。

今の若者は自発的な行動意欲に乏しい”と嘆いたり、どこへも行かずに家にこもっている我が子の成長に不安を感じていらっしゃる方はいませんか? 消極的な言動には彼等彼女なりの理由があるのです。それをご理解いただいた上で行動することの意味や目的を伝え、体験させる機会をどんどん与えることで、子どもたちはおどろくほど成長します。
 
 
 一年に1 回、4年生が1年生の前で自身の体験談や1年生へのアドバイスをするという機会を設けています。先輩たちの生の声は年齢的にも近いことから身近な存在として聞き入れやすく、自身が抱えている現状や将来への不安を解消する機会につながればという思いから実施しています。
 
 4 年生ですが1年生に顔見知りの多い学生がいました。それは何度も単位を落として1 年生と同じ授業を受けていたからです。私自身、4 年生と言っても1年生からみればどう映っているのだろうか、と不安一杯でした。ところがその学生の話が1 年生の心に最も響いたのです。“いつの時代に勉強してもいい、1 年生、2 年生と出会えたことで心が豊かになった”と言ったのです。その言葉が1年生の心にカチッと感動スイッチを入れ響かせたのです。

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