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データファイル 日本フードサービス協会 

2016 年7 月の外食産業市場動向 土日の日数増で売り上げは前年を上回る

【月刊HOTERES 2016年09月号】
2016年09月30日(金)
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 7 月は、前年より2 日多い土日が多くの業態にプラスとなり、外食需要をおおむね2 ~3%押し上げた。ファストフード(FF)では特に好調の洋風がけん引し売り上げは109.8%、また、ファミリーレストランも売り上げ103.8%と堅調に推移し、全体売り上げは105.9%と、8カ月連続して前年を上回った。業態別では、FF の全体売り上げは109.8%と前年を大きく上回った。
 
 うち「洋風」は、各社キャンペーンメニューや一部ゲームソフトとのコラボレーションなどが奏功し売り上げは114.9%と好調。「和風」は、季節メニューや定食メニューが引き続き堅調で売り上げは107.4%となった。「麺類」は、店舗増などで売り上げは105.9%と堅調。「持ち帰り米飯・回転すし」は、店舗改装などこれまでの既存店対策もあり100.6%と前年を上回った。「その他」は、アイスクリームが月前半の高温やキャンペーンで客数を伸ばし、売り上げは107.3%となった。
 
 ファミリーレストラン(FR)業態については、価格訴求力のあるメニューの投入など引き続き各社施策を講じたが効果はまちまちで、全体売り上げは、土日の多い曜日まわりに支えられ103.8%となった。業種別では、「洋風」は、お得感のあるメニューで売り上げ102.6%、「和風」は、値上げしても消費者の支持を得たメニューなどで客単価が上昇し売り上げは104.3%、「中華」は、猛暑日のビールフェアなどが売り上げに寄与し103.6% となった。「焼き肉」は、夏休み需要を取り込み、売り上げ108.1%と引き続き好調に推移した。
 
 パブ・居酒屋業態については、「パブ・ビアホール」は、大型店の再開やビアガーデンの好調もあり、売り上げは102.3%と3カ月ぶりに前年を上回った。「居酒屋」は店舗削減の影響で94.0%と引き続き前年比減が続いている。
 
 ディナーレストラン業態は、店舗数の増加に加え、土日の日数増が郊外型店舗の客数を押し上げ、売り上げは107.0%となった。
 
 喫茶業態については、ビジネス街立地の店舗は平日の減少がマイナスに働き客数は減少したものの、季節品の販促が奏功し客単価が上昇、売り上げ101.5%と前年を上回った。

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