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  • 74歳現役プランナー 田中清寛  第3回  リーガロイヤルホテル ブライダル担当支配人 田中 清寛 氏
74歳現役プランナー 田中清寛 

第3回 

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月14日(金)
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リーガロイヤルホテル ブライダル担当支配人
田中 清寛 氏
〈プロフィール〉昭和17 年5 月6 日生まれ。㈱ロイヤルホテル 昭和40 年3 月入社。ブライダル部門以外に総務、人事部、セールス、「ラ・ロンド」マネージャー、「レストラン シャンボール」マネージャーに従事。ブライダル部門はのべで約40 年間勤務。平成12 年3 月、シビルウエディングミニスター資格取得。

大阪を代表する「リーガロイヤルホテル」。約60 もの宴会場、会議室を所有し、宿泊、料飲施設もバラエティに富んでいる。国際会議場も隣接し、まさに国際的なホテルとして国内外の要人から外国人観光客、ビジネス客など幅広い層に対応している。そんな中、1965 年3 月の入社以来、ロイヤルホテル一筋、ホテルマン街道まっしぐらに生きている人物がいる。それが74 歳現役プランナーとして活躍している田中清寛氏。全12 回にわたって同氏の生きざまを描写する。お客さまに対して決してNO と言わない、真摯な姿勢。これからホテルマンを目指している次世代、そして現在、ホテルマンとして勤めている方々に多くを学んでほしい。

 
 小学校3 年生のとき、担任の勧めではじめた踊り。大学時代には歌舞伎研究会にも所属し、単独公演や当時の朝日座での舞台に立つなど、芝居に傾倒していた清寛だった。その清寛がなぜ、その道ではなくホテルマンという道を歩むことになったのか、それは学生時代のアルバイトに端を発している。
 
 21 歳差で父のような存在だった清寛の兄は尼崎で開業医を営んでいた。兄から声がかかり、病院の受付のアルバイトをすることになった。病院にはさまざまな患者がやってくる。急患もあれば定期的に足を運んでくる患者もいた。
 
「病院ですので“いらっしゃいませ”というわけにはいきませんが、いろいろな方を迎え入れ、患者さんと世間話を交わすことが、とても楽しかった。このとき“お客さまを大事にすること”への目覚めがあったのです」

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