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第 105 回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術  これからの人材育成 

第 105 回「お客さま目線とのギャップ」

【月刊HOTERES 2016年11月号】
2016年11月04日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉
1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

言い訳とは自分に都合言い訳
 あるホテルに泊まりに行ったときのことである。運の良いことに駐車場の中でも、玄関に一番近いところが空いていた。特にこの日は少し小雨がぱらついていたが、このわずかな距離ならトランクから傘を取り出さなくても、玄関に駆け込めばさほど濡れないで済む。今日はついているなーと思っていた矢先のことである…。
 
 それはレストランで地元特産物をふんだんに使ったおいしい夕飯をいただき、お部屋に戻る前に、ふと着替えを車から取り出していないことに気付き戻ったときのことである。ところがこの場所は明日の早い時間帯からイベントが行なわれるということで、既に準備が始まっていたところに顔を出したものだから、この場所から移動してほしいと言われたのである。仕方なく移動するも玄関からかなり遠い駐車場しか空いてなかった。少しイラっとしたがすぐに冷静さを取り戻し、フロントに立ち寄りアドバイスのつもりで「今、車の移動を頼まれたけど、明朝にイベントで使用することは分かっているわけだから、その場所は前日にポールを立てる方が良いよ」と言うと、「いつもはやっていますが今日は雨が降っていたので…」。リーダーの皆さん、この答えは正しいですか。

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