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メルキュールホテル横須賀 総支配人 三田村 成之 氏

【インタビュー】メルキュールホテル横須賀 総支配人 三田村 成之 氏

【月刊HOTERES 2014年12月号】
2015年01月05日(月)
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❒ 具体的な宴会の受注にはどのようにアプローチされたのでしょうか。

宴会は地元との信頼関係の上に成り立つビジネスなので、まずはパイプづくりのためにロータリークラブの会員となりました。地元企業との関係構築を進める中、ロータリークラブの地区大会を受注したことは、ホテルにとって大変重要なターニングポイントになったと思います。その地区大会では、近隣の芸術劇場で2000人規模の総会があり、その後の懇親会、晩餐会などを当ホテルで開催していただきました。このときは、当ホテルの実力を示して評価を得る最大のチャンスと思い、ホテル一丸となって対応しました。オピニオンリーダーが一堂に会する場で評価を獲得できれば、必ず今後の宴会需要につながるはずですから。おかげさまで好評をいただき、これを機に地元のロータリアンがホテルをサポートしてくれるようになりました。

❒ 地域に根ざしていくことが重要なのですね。

そうですね。その一つとして当ホテルでは、地元の発展に貢献するべく、自衛隊横須賀地方総監の隊員の調理・接遇の研修に協力したほか、昨年は西太平洋潜水艦救難訓練における陸上イベントの会場ならびに多国籍の軍関係者の受け入れ先にもなりました。これらの功績が認められ、今年10 月には横須賀地方総監から感謝状をいただきました。これからも地元にかわいがってもらえるホテルになること、それを第一に考えたいと思っています。

❒ 宴会以外の料飲についてはいかがですか。

シグネチャーレストラン「ブルゴーニュ」のランチは、口コミで地元の女性客に広まってきました。最近ではバス観光のグループ客も誘客できるな
ど、手応えを感じています。
一方、同店のディナーも課題は残っているものの、スタッフの努力により利益が出るまでに漕ぎつけました。横須賀エリアでは接待需要が低迷していますが、ハッピーアワーの導入やお祝い、カップルの取り込みなどの施策を打つことで新たなマーケットの開拓に成功しました。地道に集客を伸ばすために、
現在もさらなる施策を考えているところです。料飲に限らず各部署の主要ポジションに優秀な人材を確保できたことが私の強みだと思います。

❒ 優秀な人材がホテル経営のカギということですね。その人材採用や育成に関する取り組みについて教えてください。

ローカルホテルは地産地消を心掛けていますが、人材に関しても同様です。地元の人材を優先的に採用しています。また、アコーホテルズは教育制度も充実しており、社内にいながらコーネル大学のホテル講座が受けられるほか、研修制度も充実していますからやる気のある人材はどんどん成長していける環境にあります。私が着任して以降、当ホテルからチェーンホテルにすでに2人の総支配人を輩出しています。これを見ても優秀な人材が育っている証しと言えるでしょう。

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