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トップインタビュー  ロイヤルパークホテル 常務取締役総支配人 笹井高志 氏

スタッフの能力を生かす体制づくりで オープンマインドと営業マインドをともに醸成

【月刊HOTERES 2016年12月号】
2016年12月09日(金)
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仙台ロイヤルパークホテルと横浜ロイヤルパークホテルで手腕を発揮してきた笹井高志氏が、今年4 月に東京・日本橋のロイヤルパークホテルの総支配人に就任した。就任から半年、独自のカラーを打ち出しさまざまな営業戦略がスタートしている。人材を最大限に生かしたいと語る笹井総支配人に聞いた。


ロイヤルパークホテル 常務取締役総支配人 笹井高志 氏

スタッフの意識改革からスタート
責任が伴う=やりがい向上という図式
 
❒ 4 月1 日に横浜ロイヤルパークホテルから異動されてロイヤルパークホテルの総支配人に就任されましたが、まずどのような印象を受けられましたか。
 
 私がこれまで勤務してきた仙台ロイヤルパークホテルや横浜ロイヤルパークホテルでは、とにかく明るく元気のよい職場環境を目指していました。そのときのような雰囲気を東京・日本橋のロイヤルパークホテルでもつくり出していきたいと思いました。
 
そのような職場環境をつくるために就任後はどのようなことに着手されたのですか。
 
 まずは社員たちの意識を転換させることから始めようと考えました。運営方針会議で私の発言のタイミングがきたとき、「さあ、起立してストレッチ体操をしましょう」と促し、その後に「いま皆さんが考えていることを実現させるのが総支配人の仕事です。縮こまっていないで立ち上がって背伸びをしてください」と話しました。スタッフたちは「ずいぶん変わった総支配人が来たな」と感じたかもしれませんが、「とにかく何かが変わりそうだ」という印象を持ってもらうことが大事だったのです。
 
体制を含めて既存の社員のマインドを変えることは相当難しいと思いますが、皆さんの反応はどうでしたか。
 
 大きく変わったと思います。いろいろなやり方があるとは思いますが、仮に怒鳴って、叱咤激励をして売り上げが上がるならそうしますが、そのやり方では、特に若いスタッフたちのモチベーションは上がりません。
 
 具体的には、部長クラスの朝礼の時間を30 分遅らせ、「その30 分間を使って各部署を部長たちの色に染めてきてください」と伝えました。権限も委譲し、責任や仕事も増えるけれどもその分、自らが考えた施策を実現することができる。そんな体制や意識の改革を行ないました。それがこの半年でやっと浸透してきました。
 

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