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VOL137 小原康裕の「世界のリーディングホテル」

VOL137 サン ジェームス パリ

【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年03月13日(月)
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「世界のリーディングホテル」
ホテルジャーナリスト
小原 康裕 プロフィール


サンジェームスはパリ市内で唯一、門構えのあるシャトーホテルで、パリ市内に在りながら喧騒とは無縁の都会のオアシスだ。


「Saint James Paris」は、ブローニュの森にほど近く優美な邸宅が立ち並ぶ16区の高級住宅街にある。


重厚な外門から敷地に入ると、正面に美しい噴水と花壇に目が行き、やがてネオクラシック様式の館が厳かに姿を現す。


ホテル正面エントランスでゲストを迎えるスタッフ。Relais & Chateauxのパリにおける旗艦ホテルでもある。


フランスを代表するインテリア・デザイナーのアンドレ・プットマン女史が手掛けたエントランスホール。


“デザイン界の偉大な貴婦人”と呼ばれたプットマンは、サン ローラン、ヴァレンシアガの店舗、NYのモーガンズホテルなど多岐にわたり活躍したが、1987年にサンジェームスを手掛けている。


吹き抜けのエントランスホールにあるステアケースはホテルの顔でもあり、その荘厳な佇まいは圧巻で思わず溜息が出るくらいだ。

パリで最も幅の広い美しい大通り、凱旋門から続くアヴニュー・フォッシュ。ここは、ロスチャイルドやオナシスが館を構え、優美な邸宅が立ち並ぶ16区の高級住宅街だ。そんな大通りから一歩入った通りに「Saint James Paris」が控えめに建っている。サンジェームスはパリ市内で唯一、門構えのあるシャトーホテルだ。重厚な外門から敷地に入ると、正面に美しい噴水と花壇に目が行き、やがてネオクラシック様式の館が厳かに姿を現す。もともとは19世紀末に誕生したサロンで、パリにおける名門会員制クラブを経て近年ホテルに転用された。吹き抜けのエントランスホールにあるステアケースはホテルの顔でもあり、その荘厳な佇まいは圧巻で思わず溜息が出るくらいだ。


メインバー「The Library-Bar」はかつての図書室を改装して造られたバーで、総革装丁の古書と英国調家具をしつらえた空間は飴色の輝きを放っている。


多忙な日々から逃れ、愛読書を片手にライブラリーで憩うのも一興だ。

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