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Close up  ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ × テクノジム

宿泊主体型ホテルの新たな顧客層開拓の切り札! スモールジム「マッスルペイン」を導入

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月07日(金)
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イタリア製のスタイリッシュなマシンがホテルのイメージにフィット
 
こうした経緯から設置されたのがスモールジム「マッスルペイン」だ。設置場所は2 階の約55㎡。フィットネスマシンブランドはイタリアのテクノジムをセレクトし、その中でもフラッグシップモデル「パーソナル」シリーズからランニングマシン、リカンベントバイク、クロストレーナー、そして、人気のマルチ筋力トレーニングマシン「ユニカ」の4 台を導入したという。
 
「このブランドを選んだ理由はスタイリッシュなデザイン性が、われわれが考えていたインソムニア 赤坂の顧客層のイメージに、非常にマッチしていたからです。イタリア製で世界中のホテルに導入されているので、インバウンドのお客さまにとってむしろなじみがあるのではないかとも考えました。実際にマシンを使ってみると直感的な操作性など、多くのホテルで支持されている理由もわかりました。機器の選択やレイアウトなどについては、テクノジムさんにご提案いただき、ターゲット、立地などを総合的に勘案して決めました。外国人客が多いことを想定してマルチストレングスマシンを導入、安全性を考えてダンベル系は入れないようにするなど、無駄のない効率的なフィットネスルームになったと自負しています」。
 
利用形態は宿泊客が24 時間自由に使えるシステムに。安全性の確保のためにモニター(監視カメラ)は付けているが、担当者やインストラクターは常駐させておらず、ホテルのオペレーションに負荷をかけずに運用できる点も魅力だという。
 
共有部分の付加価値向上が
ホテルの安定経営の要に
 
客室としても稼働できるスペースを、フィットネスルームにあてがった費用対効果についてはどうだろうか。実際にホテルを運営した実感を聞いた。
 
「減室したとしてもジムを持つことでホテルの付加価値が高まり、他の客室のADR が上がれば導入は成功と言えるでしょう。これを実践できるかが勝負です。インソムニア赤坂はわれわれにとってさまざまな面で挑戦でしたが、利用者の方からはとても高い評価をいただいており、手応えを感じています」。
 
さらに井上氏は今後のホテル計画にもフィットネスルームを積極的に取り入れていきたいと話す。
 
「ホテルの共有部分の付加価値を高め、それを客室の売り上げに波及させる考え方は、今後のホテル運営にとって肝になると考えています。当社ではこれから出店する新ブランドホテルに関しては、ブランドや立地によってフィットネスルームを設置していくつもりです。また、マーケットが好調なときはどのようなホテルでも業績はよいのですが、マーケットが冷えたときに共有部分の付加価値が効果を発揮します。単価を落とさず、どうしたら客室を埋められるかがオペレーターの腕の見せどころでしょう」。

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