㈱グリーンハウス 代表取締役社長 田沼 千秋 氏

 
　今年創業70 周年を迎える当社は、創業期より人財の育成に力を入れていますが、5 年前の65 周年を機に、自前での研修センターを用意して経営幹部の育成プログラムを抜本的に見直し、LDC（Leadership Development Course）という新たな幹部研修をスタートしました。
 
　国内外に事業領域が大きく拡大している中で、若手幹部の中から将来のマネジメント層を一定規模の事業を任せられる経営者候補へと育成・強化することは当社の最重要課題と考えており、昨年秋には第三期が開講しました。
 
　スタートに当たり、プログラムの柱としたのは経営理念の一層の浸透です。創業時から現在まで当社の成長の礎となったのは、社是「人に喜ばれてこそ会社は発展する」に込められた「喜び」、すなわち、「人に喜ばれる」こころです。
 
　お客様や従業員とのインターフェイスの中で、新たな価値を生み出し、喜ばれることはホスピタリティー産業全体においても最も大切な価値観で、当社が「イノベーション」、「起業家精神」、「リーダーシップ」といった経営戦略を進めていく土台となるものと考えられます。この社是のこころの共有こそが当社の事業のトップになるリーダーの根幹です。
 
　また、当社では、経営者にとって最も難しい課題である後継者への事業の継承を、優れた経営者の最大の役割＝リーダーシップ、と位置付ける行動指針をLDCの開講に先立ち、定めています。幹部が創業の精神を理解し、ぶれない経営哲学のもとに『人に喜ばれる人財を育てる環境づくり』を今後とも最優先にして進めたいと考えております。
 
㈱グリーンハウス
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