東北六魂祭　山形の集客は26 万人
「東北六魂祭」は、東日本大震災の鎮魂と復興を願い、2011年から16 年まで東北6 群県で持ち回り開催されてきた。山形は第4 回目として2014 年5 月、山形市で航空自衛隊のブルーインパルスなどのイベントが行なわれ、2 日間で26 万人の観光客が集まった。シンクタンクの試算によれば、2 日間の観光消費額は27.5 億円と推定された。このうち県内自給率などを考慮した直接効果は15.4 億円、間接効果は9.2 億円で、総合効果24.5 億円と推計されている。山形県の27 年度の観光消費額は約570 億円と推計されており、六魂祭の消費額は4％に相当する。東北六魂祭は2016 年で東北を一巡し終了したが、今後は「東北絆まつり」として6 県を再び一巡する予定となっている。
 
面積は全国第9 位・第1 次産業比率第5 位
　当県の面積は9323.2㎢。全国第9 位で、鹿児島県より大きく、青森県より小さい。人口は112.4 万人で全国36 位。富山県より大きく、宮崎県より小さい。年齢構成をみると14 歳以下の幼年人口は12.1％、15 ～ 64 歳の生産年齢人口は57.2％、65歳以上の老年人口は30.7％で、全国と比較すると高齢化が進んでいる。県民分配所得は3.0 兆円で全国35 位。一人当たり所得は262.9 万円であり、全国で岩手県に次いで第32 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は3.6％、第2 次産業は26.5％、第3 次産業は69.1％で、全国平均と比べると1 次産業比率が高い。工業出荷額は2.6 兆円で全国29 位、人口当たりでも227.7 万円で全国23 位となっている。
 
ホテルは件数・客室数とも伸びは高い
　飲食店数は14 年で5741 店。内訳をみると、食堂レストランが702 店で12.2％、専門料理店が1580 店で27.5％を占める。その中で多いのは中華料理店の702 店で12.2％を占める。次いで日本料理店が371 店の6.5％と続いている。そのほか、すし店が225 店（3.9％）、そば・うどん店が434 店（7.6％）となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは1225 店（21.3％）、酒場・ビアホールは1186 店（20.7％）と、両者で42.0％を占める。以上のほか喫茶店は262 店（4.6％）、ハンバーガーなどその他の飲食店は116 店（2.0％）である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達飲食サービス業」は489 店である。ホテル数は14 年で132 軒、客室数は8257 室で、90 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の82.3％に対して当県は120.0％と平均を上回っている。客室数は全国の105.1％に対して当県は126.5％の伸びで、平均を上回っている。
 
 
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