日本政府観光局(JNTO)が7月19日に発表した2017年6月の訪日外国人客数は、前年同月比18.2%増の234万6500人だった。2016年6月の198万5722人を36万人以上上回り、6月として過去最高となった。また、上半期の累計では、前年同期比17.4%増の1375万7300人となり、主要20市場全てで過去最高となった。
同局は、航空座席数の増加などを背景に前年同月比60%を超える伸びを示した韓国市場が、引き続き訪日外客数全体をけん引。断食明け大祭休暇や学校休暇など、旅行需要の高まる時期に向けて実施した訪日旅行プロモーションのほか、訪日クルーズ、チャーター便の就航により需要が上乗せされた市場もあり、訪日外客数全体としては堅調に推移した。
2017年6月の年間状況と前年比推移は以下のとおり。
訪日外国人数(実数) 単位:千人 (編集部作成)
訪日外国人数前年比伸び率 (編集部作成)
市場別では、台湾が単月として過去最高を記録。16市場(韓国、中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が6月として過去最高となった。
各市場別の数値は以下のとおり。
出典:日本政府観光局(JNTO)
訪日外客数のシェアの比較 2016年/2017年
日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/