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第 124 回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成 

第 124 回「昨日までの常識が…」

【月刊HOTERES 2017年08月号】
2017年08月18日(金)
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プロアナが使う言葉とは思えない疑問
 上記全国B.M.C. に関連するが、研修会の一環として毎年夏に開催される12 地区対抗若手コンペティション。その中で進行役を務める司会者の言葉遣いに大いに疑問を抱く。今や昨日までの常識は今日の非常識と言われる時代なのに、プロアナウンサーと言われるプロ集団の言葉遣いが昔とまったく進歩していないからである。つまり私が思うにこの業界はめだかの学校状態で、誰が生徒か先生か分からないリーダー不在特有の理由がある。では何が気になったかというと一つには発表が終わって審査に入ったときの「しばらくお待ちください」である。審査は永遠に時間を費やすわけではなくあらかじめ時間配分されているわけだから、何時何分までと正確に伝えるべきで、もし途中で長引くことが分かったら主催者と打ち合わせ、また、しばらくお待ちくださいで済ませるのではなく、今は時間で伝えるべきなのである。もう一つの疑問は表彰式で賞を渡されるとき「おめでとうございます」と言うのは正解だが、なんでその後で「ありがとうございました」と言うのか頭をひねる。今は人を祝う心も感謝の心もどちらも現在進行形。つまり「おめでとうございます」、「ありがとうございます」に統一すべきなのである。
 
今やタブレットでチェックイン
 最近は資源を大切にする習慣が根付いたこととお客さまサービス追求の結果か、チェックインしたときに記入いただく定番のペーパーに「住所・名前・電話番号をご記入ください」はもう過去の産物になりつつあることに気付かされた。全国B.M.C. に行って泊まった近隣のホテルでは、既にペーパーではなく全カウンターにタブレットが置かれてあり、名前を告げると画面に名前、住所・会社名・電話番号が記録された画面を提示され、「間違いなければ署名欄の画面にサインだけお願いします」だった。このように「今のやり方が一番いいはずだ」で済ませていると、勉強されているほかのホテルとの差が開くばかり、「井の中の蛙大海を知らず」にならないために勉強・勉強また勉強である。

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