ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • スイスホテル南海大阪  関西初、無料レンタルスマートフォン 「handy」の全客室導入を発表
スイスホテル南海大阪 

関西初、無料レンタルスマートフォン 「handy」の全客室導入を発表

【月刊HOTERES 2017年09月号】
2017年09月01日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 
通話とインターネットが手続きなしで無料・無制限に
 
 スイスホテルホテル南海大阪は8 月1 日、客室備え付けレンタルスマートフォン「handy」のサービスを開始した。「handy」の国内でのサービスは7 月1 日に始まったばかりで、東京、沖縄に続き、関西では初の導入となる。同ホテルでは現在インバウンドの比率が実に9 割を占めており、そのことが、英語、中国語をはじめ31 カ国語に対応する「handy」導入の大きな動機となった形だ。
 
「handy」のサービス内容としては、ゲストが複雑な手続きと高額な料金なしで国内、国際通話、インターネットが無料無制限で使えるほか、マップや各種SNS など、旅に欠かせないアプリも使い放題。さらに記者発表では、3 言語に対応(将来的に9 言語に対応予定)する外国人向けの日本のトラベルコンテンツを発信するWEB サイト「MATCHA」とのコンテンツパートナーシップの提携も発表されており、ゲストはより快適に、そして充実した観光情報をいつでも閲覧しながら、旅行ができる環境が整ったこととなる。

記者会見で発表された「handy(ハンディ)」
スイスホテル南海大阪 ホテル支配人 田中一徳氏
handy Japan㈱ 代表取締役社長 勝瀬博則氏

 
ゲストと常時つながる“24 時間コンシェルジュ”
 
 一方で、ホテルにとっても導入のメリットは大きい。「handy」のホーム画面のバナーからホテルのウェブサイトをチェックでき、いつでも連絡が取り合えるのはもちろん、ホテルから個別に、レストランやイベント情報などをプッシュ通知で発信が可能。例えばあるレストランの予約が少ない際に、ゲストに食事前のタイミングでプッシュ通知し「本日10%オフでディナーを提供」など、より効果的な情報を効果的な相手へ、適切な時期に発信できるのだ。さらに、GPS でゲストの居場所を正確に把握できるため、客室清掃の順位などを決めやすく、業務の効率化にもつながる。また居場所を特定できることは、緊急、災害時や、ゲストが何らかの困難にぶつかった時にも役立つ。すぐにコンタクトを取って現状を確認し、適切な場所への誘導、対処法の案内などができるからだ。つまり、ホテルは「24 時間コンシェルジュ」とでもいうべき存在になり、よりゲストから高い信頼を得ることができる。
 
 また「handy」は、現在旅行客が宿泊先を選ぶ際の大きな要因の1 つとなっている、口コミの獲得にも役立つという。世界的な口コミサイト「トリップアドバイザー」と連携しており、ゲストがホテルの評価をより書き込みやすくなっているのだ。しかも口コミをホテルがすぐに閲覧できるようになっており、ネガティブな書き込みがあった場合は滞在中にリカバリーをして、ポジティブな評価に変えることができる。加えて、ゲストの旅の目的や趣味趣向、行動などをビッグデータとして保管し、統計分析が可能なため、今後の様々なサービスの向上やアイデア構築につなげていくこともできるのだ。
 
 記者発表では、田中一徳支配人が「お客さまとホテルがダイレクトにつながることで、より迅速なサービスの提供や業務の効率化につなげたい」と期待を込めてコメント。またハンディ社の勝瀬博則社長も登壇し、「MATCHA」とのコンテンツパートナーとしての提携と、㈱アルメックス、㈱JTB 商事、㈶宿泊施設活性化機構とのセールスパートナーとしての業務提携を発表。「今年末までに20 万室を目標に、より一層日本市場に普及拡大をしていきたい」と抱負を語った。
 

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE