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062 岡村衡一郎  サービス・イノベーション48手-Part2 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~

062皆がうまく成り立つように(三方良し)

【月刊HOTERES 2017年10月号】
2017年10月20日(金)
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岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)

1971年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004年㈱スコラ・コンサルト入社。120社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

  起こした活動が持続発展的に進むのか、一時的な好転で終わってしまうのか。ここを分けるのが、小野支配人がまとめた三つのポイントの締めくくりである。060号、061号をまだ読んでいない方は、ぜひ、一つ目のポイントである「こっちへ行こう」を決める。二つ目のポイントである「まずやってみる」を確認いただきたい。向かう方向やそれを実践することが、かかわる人の幸せにつながってはじめて広がりを見せていくというもの。パークホテル東京が変化し続けている最大の要因はここにある。小野さんの語りには出てこないが、全体最適の上を行く全員最適という視点は母親から学んだものだ。家族の、近所の人たちの、それぞれが喜ぶ仕掛けを横で見てきた小野さんにとって、みんながうまくいくというのは生きる上でのテーマである。

 ホテルを宿泊する場所と捉えず空間と広く定義したからこそ、かかわる人たちの幸せを生み出せる媒介となれる。足元にある強みは、思った以上に見つけにくいものだ。日本の美意識を体感できる時空間を目指す。思いついたことを何でもお金をかけずに実践に移す。これらが習慣になった彼らは、強みを違う角度から見つけ花開かせ続けられるようになったのだ。では小野さんに、持続発展のポイントについて語っていただこう。

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