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【受動喫煙問題】レポート 

飲食店とお客さんの新たな選択肢、 加熱式たばこ!

【月刊HOTERES 2017年10月号】
2017年10月27日(金)
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Case Study 1

スタイリッシュでクリーンな
横丁作りのパートナー

赤坂バル横丁

http://baryokocho.jp/akasaka/

IQOS(アイコス) フィリップ モリス
 

店舗入り口。両脇にIQOS のサインが置かれている
赤坂バル横丁に入る店舗数は九つ。お客さまが店内を“ はしご” して楽しめる作りになっている
IQOS のデバイスを使った3D サイン。インパクトのあるアプローチだ
赤坂バル横丁のプロデューサー、㈱imprise 代表取締役社長 CEO の大野博司氏
IQOS の使用済ヒートスティック入れは紙製。火を使わない点も加熱式たばこの魅力だ
IQOS 本体とヒートスティック6 種


 この夏赤坂にオープンした“赤坂バル横丁”はスペインのバル文化をモデルに“はしご酒”を楽しむことをコンセプトにスタートした話題の横丁だ。横丁に並ぶ店舗は全部で九つ。本横丁は店内を全面禁煙とし、IQOS(アイコス)のみ使用可能としたことやデバイスを持っていない喫煙されるお客さまにはヒートスティックのサンプリングと共に貸し出しも行なうことでも注目を集めた。過去、個別の店舗では何店舗か事例はあるが施設全体でそのサービスを行なっているのは“赤坂バル横丁”が初の試みだそうだ。

 横丁文化というと比較的喫煙率が高いイメージもある中、IQOS のみの利用環境に特化した背景は何だったのか?業態開発とプロデュースを手掛けた㈱imprise の大野博司氏に伺ってみた。「今回、赤坂という場所もあり、とにかく“スタイリッシュでクリーンな横丁”を作ろうと考えていました。その中で“煙がでない”という点も私の中で横丁を構成する要素として重要でした。そう考えた際に今回の横丁作りでは店内の紙巻たばこの使用をやめていただこうと。

 一方で“お酒とたばこを一緒に楽しむ“ということも横丁を楽しんでいただく上ではニーズがありますし、私どものお客さまにはたばこを吸う方も吸わない方も両方いらっしゃいますので両面のニーズを満たしてくれるIQOS の使用は可能ということにしました。さらに従業員の職場環境も不快なものにしたくないと考えていたのでその点でも導入理由として魅力がありました。実際、ここでの就労をきっかけに紙巻たばこからIQOS に切り替えた従業員も何人もいます」。利用者の声はどうなのだろうか?

「まず普段加熱式たばこを使用されていない喫煙されるお客さまにもIQOS のデバイスの貸し出しがありますが、好意的に捉えて頂いています。入り口にIQOS の看板がありますのでそれを見て入られる方もいらっしゃいます。また当店は非常に女性のお客さま比率が高いのですがIQOSであればお料理やお酒の味や香りの邪魔をせず、さらに洋服や髪の毛にも臭いがつかないということでたばこを吸わない方と吸う方が隣り合って食事をされることがあっても居心地がよいということで好評いただいております」。IQOSのみ利用可というルールがさまざまなお客さまのニーズに沿って成功しているという事実からは、規制対象に加熱式たばこを入れるという東京都の案の、実情とのかい離が感じられる。

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