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日本版IR誕生に向けた動きが本格化する今 

「『日本版I R の全貌!』刊行記念シンポジウム」開催

【月刊HOTERES 2017年11月号】
2017年11月17日(金)
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ギャラクシー・エンターテインメント・グループ日本代表 インターナショナル・ディベロップメント 伊佐幸夫氏
日本MGM リゾーツ代表執行役員兼CEO エド・バワーズ氏

“暇な人”である富裕層の観光客に
満足してもらえるサービスを考える


 その後「日本が繁栄するためには、平和産業である観光業を発展させるべき。日本をリピートしてもらうためには、他国に行こうと思わせない仕掛けづくりが必要」(岡部氏)、「観光は商いなので、インバウンドのお客さま視点に立った議論が求められる。プロダクトアウトではなく、マーケットインの発想で、海外のIRオペレーターや金融関係者に起業家精神を発揮できる場所として日本を見てもらうことが大切」(西川氏)、「しっかりとした基準による格付は、そのホテル、旅館が立つ社会の写し鏡になる。その意味で、海外のお客さまに日本のホテルはどこが優れているのかを示すことができれば、日本の観光産業に対する理解も深まるはず。観光は文化の輸出産業という側面があり、おもてなしを定義できれば文化の輸出産業の中でビジネス化できる。日本の強みを世界に発信できる形を創ることが重要」(北村氏)、「日本には5ツ星、7ツ星ホテルが少ない。IRの宿泊施設では、1日50万円、100 万円を使える人たちのニーズに応えるサービスを提供する必要がある。例えば『決められた時間でなければ一つのサービスを提供できない』という形では、おもてなしの押し付けに過ぎない。海外から訪れる観光客は“ 暇な人” であり、彼らの“ 暇” にお付き合いするのが観光業の使命であることを忘れてはならない。日本版IRではその部分の気づきによる変化を期待したい」(アトキンソン氏)といった意見が出た。

 佐々木氏は「真理はシンプルなもの。理論をしっかりと構築し、それを実行していけば日本版IRを成功へと導くことができると感じました」と感想を述べた。

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