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第九回 ㈱バルニバービ 佐藤 裕久 『それでもなお一杯のカフェの力を信じますか?』

第九回  『飲食でエリアを開発する会社』

【週刊ホテルレストラン2017年12月01日号】
2017年12月01日(金)
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MIRROR ができて一つの街ができた

『蔵前』と聞いて皆さんは
どんなイメージを持たれますか?


  7 年半前の2010 年春、僕はバルニバービの企画メンバーと共に総床600 坪弱、7 階建てビルの屋上から隅田川の流れを見下ろしていました。心地よい風に吹かれながら…そのビルは蔵前駅からほど近い厩橋たもと、建設中のスカイツリーは完成時の半分程度の高さで、屋上からでもまだその姿は見えなかったような記憶が…不動産屋から出店にどうか? と持ち込まれた物件でした。当時『蔵前』というと決まって出てくる答えは『国技館?』…もうその時点で30 年近く前に両国に移ってますけど!!??…地元以外の多くの方々にとってはイマイチピンと来ない、何となく忘れ去られた感じのスローエリアでした。そんな中での600 坪物件は当時の僕たちにとっては最大規模のサイズの物件でした。

  当然迷います。われわれの決定において理論としての否定と感性としての肯定は最終的にいつも感性が勝ってきました。けれど、あのときは感性での結論を導く前に多くの理論を形成するデータを珍しく集めました。だって本当にその物件を見るまでは足を運んだことなどない、われわれにとって未知なるエリアだったのですから。地元の方からも意見を多く聞きました。案の定、否定の連続でした。法規上、飲食店舗出店可能な物件なのかどうかの確認のために行なう役所との折衝でいろいろお力添えをいただいた地元議員の方が「自分はこの街に生まれ、この街に育った根っからの地元民だ。地元の活性化のためにも何とか力になれないかなと思い動いてきて、いよいよ店を出せる役所的根拠も取れた今になって言うのも何なんだけれど、君の思いやひた向きさを見て“ 感じ、共感し、思いも共有できた” 上で言う、『ヤメておきなさい。悪いことは言わないからこんな無謀なことはやめなさい。君はこの街のことを何も知らないんだよ』」と。目を見つめ心から伝えようとしてくださることを確信できました。本気で話してくれていることが伝わりました。

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