福井県立恐竜博物館
福井県の2016 年の観光入込数は実人数で1625 万人、延人数では3165 万人となっている。実人数のうち800 万人が県外客で、約50%を占める。2016 年は前年6%と増加基調を維持している。2015 年は、県外からの客が大きく伸び20%の増加で、過去最高の増加率を記録した。2016 年は5.6%にとどまったが、新幹線ブームは継続している。その中で、観光客を伸ばしているものの一つとして、「県立恐竜博物館」がある。1982年勝山市の杉山川流域で、中生代のワニ類の全身骨格化石が発見され、その後肉食恐竜の化石の発見などが続き、2000年に、県立恐竜博物館として開館した。当館は、カナダの「ロイヤル・ティレル古生物博物館」と中国の「自貢恐竜博物館」と並んで世界三大恐竜博物館とされ、県外からの観光客を多く呼び込んでいる。
一人当たり県民分配所得は全国第14 位
当県の面積は4190.5㎢で全国34 位。石川県より大きく、富山県より小さい。人口は78.2 万人で全国43 位で、徳島県より大きく、山梨県より小さい。年齢構成をみると14 歳以下の幼年人口は13.2%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は57.9%、65 歳以上の老年人口は28.9%で、全国と比較すると15 ~ 64歳の生産年齢人口比率がやや低い。県民分配所得は2.3 兆円で全国42 位。一人当たり所得は297.3 万円であり、全国で大阪府に次いで第14 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.9%、第2 次産業は29.2%、第3 次産業は69.0%で、全国平均と比べると2 次産業比率がやや高い。工業出荷額は1.9 兆円で全国37 位、人口当たりでは237.3万円で全国14 位となっている。
ホテルは客室数が伸びている
飲食店数は14 年で4199 店。内訳をみると、食堂レストランが406 店で9.7%、専門料理店が1095 店で26.1%を占める。その中で多いのは日本料理店の347 店で8.3%を占める。次いでその他の専門料理店が310 店の7.4%と続いている。そのほか、すし店が183 店(4.4%)、そば・うどん店が272 店(6.5%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは761 店(18.1%)、酒場・ビアホールは662 店(15.8%)と、両者で33.9%を占める。以上のほか喫茶店は657 店(15.6%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は22 店(0.5%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達飲食サービス業」は467 店である。ホテル数は15 年で77 軒、客室数は5068 室で、90 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の83.9%に対して当県は75.0%と平均を下回っている。客室数は全国の108.0%に対して当県は203.5%で、平均を上回っている。
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