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インタビュー  DINING OUT with LEXUS

「DINING OUT」の使命は地元の人々も気づいていなかった 土地の魅力を新たに再編集すること

【月刊HOTERES 2018年03月号】
2018年03月16日(金)
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シェフと生産者の出会いをはじめ
人と人のつながりがストーリーを生む
 
□「DINING OUT」は年に何回開催されていますか。

 
沖野 準備にはかなりの手間暇を掛けていますので、年に2、3回が限度となります。地元での食材探しから人的なネットワークづくりまで、毎回3カ月から半年くらいの準備期間を要します。それくらいの手間暇を掛けなければ、唯一無二の体験を提供するブランドとしての価値を維持できないとも言えるでしょう。準備期間において、シェフもさまざまな発見をされるようです。クリエイティビティーを強く刺激されて、そこから目に見えてドライブがかかっていくのです。それは「DINING OUT」にとって非常に大切な時間だと考えています。時間を掛けることでさまざまな分野のクリエイションが重なり合い、人と人とのつながりができていきます。こうした流れは、自動車というプロダクトを伝える文脈とうまく重なり合っています。
 
 自動車を一つ創り上げる中にもさまざまなストーリーがあり、素材をどのように使っていくのかという面では料理とも非常に近いものがあると思っています。私たちは“クルマの味”というものを大切にしていて、レクサスのオーナーさまには車の魅力を味わっていただきたいのです。その意味でも「DINING OUT」は、私たちが提案する価値を的確に表現できるイベントと言えるでしょう。
 
□準備期間中にシェフは現地に足を運びますか。
 
沖野 
地元の食材を使うために、シェフがその土地の生産者の方々とコミュニケーションを取っていただく機会もあります。人と人が出会うことで、ここにも一つのストーリーが生まれるわけです。そして地元の食材を地元の文化を伝える食器で表現していただくことで、大きなストーリーへとつなげていくことになります。
 
全国各地の多彩な食材を調達
新しいメニューづくりを進める

 
□東京・南青山「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO」のオープン以来、料理長を務めていらっしゃる徳島さんも、「DINING OUT」に参加された経験をお持ちとのことです。
 
徳島 「INTERSECT BY LEXUS」はオープン当初、洋食を提供するビストロ括りで入っていったのですが、次第に和のテイストに寄っていくようになりました。現在はフレンチと和食の味を組み合わせたメニューづくりをしています。私は全国各地の生産者の方々とつながりながら、よりよい食材があれば皆さまに食べていただくことを常に意識しています。さまざまなつながりによって産地から豊富な食材を調達し、実際に生産者に会いに行くこともよくあります。生産者とのつながりの中で新しいメニューづくりを進めていくことが、私の料理人としての在り方なのです。生産者をはじめ各地方の方々とつながっていくことで完成する「DININGOUT」は、そうした私の考え方にもフィットするイベントだと感じています。
 
沖野 全国各地には実にさまざまな食材があります。徳島さんには「DININGOUT」への参加を通じて、「INTERSECTBY LEXUS」のメニューづくりにも役立つものを幅広く、奥深く吸収してもらっています。
 
徳島 情熱を持った生産者に出会うことで私たち料理人は刺激を受けますし、彼らの話を伺うことは自分自身の勉強にもつながっていきます。私はこれからも食材や技術についてさらに突き詰めていきたいですし、そのためにも「DININGOUT」をはじめとするレクサスの企画を通じて、多様なものを見ながら経験を積んでいきたいと思っています。
 
沖野 この先自動車業界を取り巻く環境は、非常に難しい局面を迎えることになるでしょう。その中でレクサスは一歩先を読んでいく「ビジョナリー・アンティシペーション」を標榜しながら、常にお客さまに一歩先の未来をお見せできる取り組みや商品を提供していきたいと考えています。
< DINING OUT の詳細はlexus.jp>

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