ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 生産性向上& 差別化 注目の企業2018 ㈱田中食品興業所  株式会社田中食品興業所 代表取締役社長 田中利明 氏
新連載 生産性向上& 差別化 注目の企業2018 ㈱田中食品興業所  株式会社田中食品興業所 代表取締役社長 田中利明 氏

柔軟で個別対応可能な高い開発力を強みに、 現場の手間を解消し、こだわりの表現をサポートする

【月刊HOTERES 2018年06月号】
2018年06月22日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 
▶すべての工程を御社に委ねるのではなく、お客さまが自分たちのこだわりをきちんと表現できるところが重要ですね。
 
 私たちの役割は、画一化されたモノを作って納品することではありません。企業同資料では「旨みたまねぎのオリジナルベース」を用い、同社商品の汎用性の高さを一例で示している。
 
やお店の方と目指すべき方向性、提供したい商品の姿をともに考え、お客さまが求めるベースを提供しています。お客さまが納得されるベースがあって、限られた時間の中でも自社、またはご自身のこだわりをしっかりと表現したお食事を提供していただけるのです。
 
 現在ではコンビニエンスストアから外食企業、チェーンホテルや大規模ホテルとのお取り引きがあります。似たような商品であっても、お客さまごとにそれぞれ違った味や品質の商品を提供しており、商品開発における柔軟性も、弊社の強みとなっています。
 
▶ほかに特徴があればお伺いさせてください。
 
 開発を行なううえでエコへの取り組みとして、自社における廃棄物削減、そしてお客さまのロス低減、このような部分を強く意識しています。
 
 その一つが、デリカ向け商品です。白飯に混ぜ込むだけで、五目ごはん、チキンライス、カレーピラフなど、簡単に提供いただくことができます。ホテルの朝食などでは、バリエーションの充実にお役立ていただけますが、大きな特徴は白飯があればよいという点です。仮に炊き込みご飯をホテルやお店で用意した場合、使い切ってしまわなければ残りはロスになってしまいます。しかし白飯であればいろいろな場面で使用が可能であり、ロスを避けることができます。
 
▶最後に今後についてお聞かせください。
 
 先に述べた部分以外でも、これまで冷凍が主体であった商品を常温、冷蔵保存可能な仕様とすることで、さらなる現場の時短、ロスの削減に取り組んでいます。そして今後、お客さまのニーズはますます多様化していくことが予想されますが、まずは困っている部分を投げていただきたい。それが弊社にとっても、新たなチャレンジにつながっていくものであると思います。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE