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第2回 連載第3回 ミュープランニング小吹雄一郎社長SELECT対談 ――スマイルズ

日本の必勝パターンが通用しないから  柔軟に調整していく粘り強さが必要!

【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月08日(水)
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国内では駅ビルなどにスープ専門店「Soup Stock Tokyo」を70 店舗以上展開している㈱スマイルズ。2014 年1 月に海外進出を果たし、現在はシンガポールに2 店舗展開している。単なる街のスープ屋さんではなく、“ 新しい生活の在り方の提案” を基軸としたビジネスモデルは、ASEAN の中心地、シンガポールでどのように受け入れられていくのか。
取材・文/㈱GreenCreate

㈱スマイルズ
取締役副社長
松尾 真継 氏
〈profile〉1976 年生まれ。早稲田大学卒業後、99年日商岩井株式会社(現、双日株式会社)入社。2001 年ファーストリテイリングに転職し、野菜ブランド事業立ち上げ等に携わる。04 年に株式会社スマイルズ入社。「Soup Stock Tokyo」の商品部長、営業部長、事業統括などを経て08 年2 月より取締役副社長に就任。全社の経営を担うかたわら、新規事業の立ち上げや海外展開の責任者も務める。

進出国の絞り方&決め方
 
小吹 まず御社の海外事業の経緯から教えてください。
 
松尾 出張で来日された外国人の方が成田空港の店舗を利用され、「自国にも欲しい」とお話しいただくことや、私自身、グローバル展開している企業にいた人間でもあるので、以前から海外進出の話は社内にありました。しかし、リーマンショックや東日本大震災など、海外出店を本格検討するたびに足止めとなり、結局、本格的に動き出したのは2012 年からでした。
「Soup Stock Tokyo」(以下、SST)では主に静岡県内の提携先の工場で手間暇かけてスープを仕込んでいます。例えば人気の「オマール海老のビスク」であれば、全工程に約40 時間がかかるほどです。一般家庭ではまねできないような本格的な味わいが魅力のブランドなのです。
 このようなビジネスモデルを海外でやるのだから、現地のパートナー工場を探してOEM で製造依頼するのも難しく、そうかと言って1店舗のためだけに現地に工場を作るというのは現実的ではなく…。そうなると日本からスープや食材を運べる距離ということになり、香港とシンガポールが候補になりました。

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