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第43回 五十嵐 茂樹  Business Revitalization 事業再生を科学する! 

第43回  Promotion No.2 プロモーションNo.2

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月20日(金)
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五つの店舗外活動
 店舗外活動にも五つの基本活動があります。その五つとは、① Web 販促、②法人営業販促、③ポスティング販促、④チラシ販促、⑤地域活動販促です。それでは、一つ一つ説明してゆきます。
 
⑴ Web 販促
 自社のホームページにメールマガジン、それに、ブログ。さらには、他社の検索サイト(ぐるなびや食べログ、それにラインやGoogle・Yahoo!)などを活用することで予約獲得や来店動機につなげる販促活動です。今の時代、日々進化していますから、情報収集と学習を行ないながら確実な対応が必要になります。
 
Web 販促四つの注意点!
①ホームページは季節やキャンペーンごとに更新すること。
②メールマガジンは、期間を定めた定期サイクルにすること。
③ブログは、内容にもよりますが毎日でも大丈夫です。
④他社の検索サイトは、更新の回数をできるだけ多くすること。
店やホテルの魅力を生かし、ホームページを見る人に優しさと温もりを感じていただけるように作成することが大切です。また、サイト作成で最も大切なことは、ホームページを訪れるお客さまの視点に立つことです。どうすればホームページを閲覧する人の共感を得るサイトを構築できるか? どうすればお客さまを目的のコンテンツに誘導できるか? それに、自動見積やアンケートフォーム、さらには、予約システム等々、すべてお客さまの立場に立って開発することです。専属の社員を配置するか、外注するかでコストも変わってきますが、今の時代の一番の販促ツールですので重要度は高くなります。
 
 
⑵法人営業販促
 法人営業販促とは、グランドメニューやコースメニュー、それに、宴会メニューやキャンペーンのお知らせなどを商圏内の事業所や商業施設等へのあいさつまわりを兼ねて販促活動を行なうものです。
 
法人営業販促の五つの注意点
 
①法人営業は、何と言っても繰り返し、繰り返し訪問すること。
②事業所によっては、メニューを配布または掲示していただくこと。
③幹事様とは親しくなること。
④初めての事業所には、クーポン券等をお渡しすること。
⑤商圏内の事業所は、くまなく回ること。
 
法人営業は、一度や二度行ったぐらいでは、なかなかご来店いただけるものではありません。繰り返し足を運んでこそお客さまに来ていただけます。
 
⑶ポスティング販促
 ポスティング販促とは、封筒にあいさつ文やメニュー紹介、それにサービス券やドリンク券などをつけて、商圏内のメールボックスに投函する販促のことです。労力は掛かりますが、効果性の高い販促活動の一つです。
 
ポスティング販促の三つの注意点!
①封筒の中に入れる配布物はできるだけ少なくすること。
②ターゲットと配布地域を明確にすること。
③ポスティングは繰り返し行なうこと。
内容や配布の仕方に問題があると多くが捨てられます。お客さまが来たくなるような内容にすることが大切です。
 
⑷チラシ販促
 チラシ販促の特徴は、一度に広くターゲットとなりうる地域に対して、メニューの紹介や割引クーポンで新たなお客さまの来店を促すことができます。
 
 費用も高めなので、費用対効果を充分に検討する必要はあります。
 
チラシ販促の五つの注意点
①キャッチコピーはお客さまにとって分かりやすい内容にすること。
②自慢の一品を前面に打ち出すこと。
※絶対に食べていただきたい商品。
③店の場所が確実に分かるような地図を入れること。
※お客さまは知らなくて当たり前、目の前にあっても分からないものです。
④配布日と配布枚数には充分な検討が必要。
⑤ターゲットに合わせた配布地区にすること。
特に競争が激しい地区では、自分たちの強みを前面に出さないと、ほかのチラシに埋もれてしまうことがあるので注意しなくてはなりません。

 
⑸地域活動販促
 地域活動販促とは、地元のお役に立てる活動を通じて行なう販促のことです。直接的に売り上げに結びつくことはありませんが、地元に仕事以外で貢献することで、なくてはならない店になってゆくのです。
 
地域活動の三つ注意点!
①町内会などへのあいさつを行なうこと。
②地域の運動会や文化祭への参加も行なうこと。
③地域のゴミ拾いやお掃除のお手伝いも忘れないこと。
自分たちが商売をしている地域の人たちと一緒に活動することがなにより大切です。時間が許す限り、コミュニティーに溶け込むことによって、その地域にとってなくてはならない店にしてゆきます。
 
 以上が、店舗外活動の五つの基本です。すべては、お客さまの満足があって初めて成立するものです。そのためには、スタッフ全員がお客さまと自分たちの関係をよく理解しなくてはなりません。
 
お客さまと私たち
お客さまは私たちのビジネスの中で最も重要な方です。
お客さまあっての私たちであって、決してその逆ではありません。
お客さまは私たちの仕事の邪魔者ではなく仕事の目的そのものです。
お客さまは何かを期待して私たちの店にやってこられます。
お客さまのその期待に十分応えるのが私たちの務めです。
 
 
『飲食店で働く人たちへ1 分間メッセージ
――店を伸ばす自分を磨く仕事のやり方』
著者:五十嵐 茂樹
自分を磨きながら店の業績を伸ばし、店の業績を伸ばしながら自分を成長させる、そんな仕事のやり方を贈ります。

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