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2018年7月20日号  トップインタビュー ㈱相鉄ホテルマネジメント 代表取締役社長 吉田 修 氏

宿泊特化型ブランドを新たに展開、 多様なホテル運営力を武器に世界へ進出

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月20日(金)
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2017 年7 月に設立された株式会社相鉄ホテルマネジメントは、複数の宿泊特化型ホテルブランドのオペレーションの統合を担う役割を果たしていく。「相鉄フレッサイン」、「ホテルサンルート」に加え、今年、韓国で2店舗を開業したアッパーブランド「ザ・スプラジール」、京都に誕生する新タイプの宿泊特化型ホテル「ザ・ポケットホテル」の展開をスタート。国内外のマーケットでそれぞれのブランドホテルを成長させていこうとしている。代表取締役社長の吉田修氏に、今後の課題と可能性について聞いた。

Profile
吉田 修 氏
(Osamu Yoshida)
1958 年4 月20 日生まれ。82 年4 月相模鉄道㈱(現・相鉄ホールディングス㈱)入社。2006 年6月相鉄ビジネスサービス㈱取締役総務人事サービス部長。10 年6 月相鉄バス㈱常務取締役。14 年6 月相鉄ホールディングス㈱相鉄グループ執行役員。15 年6 月㈱相鉄ホテル開発代表取締役社長、相鉄イン㈱代表取締役社長、相鉄ホテル㈱取締役、㈱サンルート取締役。17 年7 月㈱相鉄ホテルマネジメント代表取締役社長に就任。
 
㈱相鉄ホテルマネジメント
〒220-0004 横浜市西区北幸2-9-14

 
相鉄グループで存在感を増してきた
ホテル事業の運営の効率化に注力
 
❒ 昨秋、相鉄ホテルマネジメントの設立により、各ブランドのホテルの運営が統合されましたが、その戦略について。
 
 相鉄フレッサイン(以下「フレッサイン」)というブランドを立ち上げたのは2007 年12 月1 日です。神奈川県の大船駅前の遊休地有効活用による新規事業として、宿泊特化型ホテルを展開することとしたのが始まりでした。その後、2014 年9 月にホテルサンルート(以下「サンルート」)の株式をM&A の形で譲り受け、相鉄グループとしてフレッサインとサンルートの双璧で宿泊特化型ホテルを展開してきました。
 
 当初、相鉄グループの連結決算においてホテル事業は「その他」のカテゴリーとして取り扱われてきましたが、その後一つの独立したセグメントとして「ホテル事業」が位置付けられるようになり、売り上げ規模は2018 年の決算で別会社が運営するシェラトンブランドを含めて409 億円、シェラトンを除いても300 億円強にまで拡大してきています。
 
 同じグループ内であるにもかかわらず、別々の会社でそれぞれのブランドのオペレーションを行なっていましたが、ホテル事業の存在感が大きくなってきたこともあり、シェラトン以外のホテルの運営会社を相鉄ホテルマネジメント1 社に統合し、効率化を図りながら互いのノウハウを共有していくこととしました。
 
 とはいえ、単に統合したというだけでは効果は望めません。人材の行き来も含めてより効率的な運営を推進していこうと考えています。フレッサインは非常にコンパクトな規模で運営されていて、1 店舗当たりの社員数は2 ~ 3 名、あとはすべてパートスタッフに前面に立ってもらう体制としています。今後、相鉄グループすべてのホテルブランドでさらなる効率化を図っていくためには、人材供給の面で効率化につながる仕組みを構築していく必要があると考えています。

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