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  • 伝統は“守る”のではなく“創る”もの  第二十一回  島田律子氏 × 元ワイン王国副編集長/ワイン&日本酒エデュケーター アカデミーデュバン(ワイン等教育機関)主任講師 楠田卓也氏
第二十一回 伝統は“守る”のではなく“創る”もの  第二十一回  島田律子氏 × 元ワイン王国副編集長/ワイン&日本酒エデュケーター アカデミーデュバン(ワイン等教育機関)主任講師 楠田卓也氏

日本酒にしか表現し得ない「旨味」を しっかりと表現することで可能性が広がる

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月27日(金)
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日本酒造組合中央会認証「日本酒スタイリスト」として精力的に活動を続けるタレントの島田律子氏が、日本の伝統文化、日本酒の魅力を深く伝えることで、海外からのお客さまをおもてなしするホテル、レストランの力を向上させるためのヒントをお届けしていく本連載。今回はIWC Sake 共同審査委員長を務める楠田卓也氏に、2018 年5月に山形県で開催された「IWC Sake 2018YAMAGATA」の総評とともに、IWCが日本酒マーケットで果たす役割とその影響について話を聞いた。ワインと日本酒に関する教育の現場に携わる楠田氏が、その知識と経験に基づいて示唆する日本酒の課題と可能性が見えてくる。オータパブリケイションズ代表取締役の太田進を交えた鼎談を2回連続でお伝えする。

島田 律子(しまだ・りつこ)
スマイルブリュー カンパニー代表・タレント・日本酒スタイリスト(日本酒造組合中央会認証) 日本酒の魅力を伝える講演・イベントの司会や出演など、年間100 本以上をこなす。TV 出演や雑誌などへの執筆も多く、そのエンターテイメント性の高さと分かりやすさから、ファンやリピーターが多い。飲食店や百貨店の売り場プロデュースの依頼も多く、NAGAE+『TRAVEL CHOCO』など酒器を始めとした商品開発や、女性ならではの視点から日本酒の美容・健康効果に着目。日本酒美容を取り入れた日本酒美容コスメ『MAIDEALE』をプロデュース。 HP:http://www.smile-brew.com/
 
 
楠田卓也(くすだ・たくや)
BIVBブルゴーニュ委員会公認ブルゴーニュワイン エデュケーター。IWCインターナショナル・
ワイン・チャレンジ・ロンドン 日本酒共同審査委員長、ワイン審査員。IWSCインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション香港 審査員。アジア ワイン トロフィー 上級審査員。雑誌『ワイン王国』元副編集長。ロバート・パーカーJr. の『ボルドー』(1989 年、飛鳥出版)の翻訳のほか、ステファン・タンザーの『International Wine Cellar』日本語版監修、『ワイン大全』(日経BP)の共著など、ワインに関する情報提供に力を注いでいる。日本酒造組合中央会主催第6回全国利き酒選手権大会個人優勝。

今回のIWCで山形の蔵元の実力を
驚きをもって感じさせてもらった
 
島田 楠田さんは5月12 日から5月19 日の8 日間、山形県にある複数の会場で開催された「IWC Sake 2018 YAMAGATA」で、「チャンピオン・サケ」を決定する日本酒部門の審査員を務められました。
 
楠田 今回は山形県の蔵元の実力を感じさせてもらった大会で、本気を出すとここまで来るのかと正直驚かされました。品評会で高い評価を受けるためには何をしなければならないのかをしっかりと踏まえて、受賞できる造りを模索する必要がありますが、山形はその意気込みで挑んだのではないかと想像しています。
 
 品評会で受賞するための第一歩は「欠点がないこと」です。何か特別なものを与えようと考えるのではなく、欠点を削っていくことでいいものを浮き上がらせる。そういう方向性の造りをすることが受賞への近道だと言えるでしょう。

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