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連載90 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場 

連載90 社長! 大変なときこそ社員を信じてみましょう!

【月刊HOTERES 2018年08月号】
2018年08月10日(金)
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最近、皆さまとお話をしていると、世の中の環境変化が激しいことを感じることが増えてきました。やはりなんといっても深刻な人手不足に加え、婚礼の単価低下、質やスタイルの変化など、言い出したらキリがないほど変化が訪れています。そこで今回はこうした時代だからこそ見直すべき「経営と社員との信頼関係」について皆さんと考え直してみたいと思います。

㈱スプリングフィールド
代表取締役 桃井文子
〈プロフィール〉岡山市の老舗旅館、岡山石山花壇(現在のザ マグリット)の宴会営業スタッフとして入社。その後、婚礼部門を強化するプロジェクトを成功させ、年間2 組から339組までを達成したのは業界でも有名。同社にてウェディング・プランナー、マネージャー、支配人、営業企画室長、役員として活躍。また、関連会社 グレート:プランニングにてコンサルタントとして、12 年間、全国の数々のホテル、結婚式場の再生、婚礼強化に携わる。プランナー教育、マネージャー教育、経営者の良きアドバイザーとして定評がある。平成23 年、スプリングフィールドを設立。経営コンサルタント、衣裳・美容の内製化支援、式場のプロデュースを中心に現在活動中。2013 年5 月には、ニューヨーク支社を設立し、現地でもパーティーやイベントを手掛け、日本のウエディング、パーティーを広める活動もしている。

 
 このような時代だからこそ忘れてはならい2 つのことがあると考えます。それは「基本を徹底すること」「人財の気持ちを大切にすること」です。どんなに時代が変わろうとも、日々当たり前のことを当たり前にできなければ変化に対応などできるはずはありません。ましてや人の気持ちが離れてしまった企業においては改善どころか成長もあり得ません。
 
 近年はその昔に比べて会社の情報が得やすい時代です。企業の口コミサイト等に会社の内情などが書き込まれている企業も増えました。自社と比較し、辞めたければあっさりと辞められてしまいます。これは多くの企業で起こっていることであり、経営者の皆さんには本当に大変な時代であると感じています。
 
 会社の経営が厳しくなってくるとよくあるパターンが『管理の強化』です。社員の行動を管理して『見える化』させようとします。しかし私は、こうした時代だからこそ『社員を信じてやりきりましょう!』と考えています。厳しいときに人の管理を強化するのではなく、経営として方向性を定め、すべきことの優先順位を整理し、そして夢や希望を含めた前向きなメッセージを発信、社員全員を必要としていることを前提に徹底的に行動してみるのです。

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