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第131 回 対談連載  求められる人材を探る「Wプロフェッショナルズ」 第131 回 学校法人育成学園 神戸国際調理製菓専門学校/育成調理師専門学校 植木 砂織 氏 × ㈱フェイス 福永 有利子 氏

人間関係を跳ねのける強い志と 信念、しっかりとした 技術と教養の習得を目指す

【月刊HOTERES 2018年08月号】
2018年08月17日(金)
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㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
学校法人育成学園 神戸国際調理製菓専門学校/育成調理師専門学校 理事長・学校長 植木 砂織 氏

異人館やお洒落なブティックが立ち並ぶ異国情緒あふれた街、神戸元町。ファッションのほかに有名なレストランやパティスリーが街のいたるところに存在している。その様な神戸で、唯一の調理と製菓を学べる学校として開校したのが学校法人育成学園「神戸国際調理製菓専門学校」だ。1956(昭和31)年花嫁学校としてスタート、1966(昭和41) 年以来52 年間、確かな技術、豊かな教養を第一に学生の育成に向けて真摯に取り組んでいる。そこで今回は20 年前より学校長として学園を指揮する植木砂織理事長に、これからの時代を担う若者たちへの思いや取り組みをお伺いした。

福永 貴校は神戸を代表する調理製菓の専門学校として、多くのホテルやレストラン、パティスリーに人材を輩出されていらっしゃいます。弊社の事務所が3 軒先で近くにあり、専門学校の前をよく通るのですが、ガラス越しに見える学生さんたちの真剣な実習風景をよく目にします。月に何回か学生さんたちがつくられたスィーツが一般販売されるのを、弊社のスタッフも楽しみにしています。まず始めに学校の沿革や、教育に対する基本的な考えをお伺いできますでしょうか。
 
植木 戦後の1956(昭和31)年、夫の母が女性たちの自立を目的に尼崎に花嫁学校を立ち上げたのが始まりです。以降、10 年後の1966 年に育成調理師専門学校を設立し、確かな技術、豊かな教養を身につけることを第一に調理師や製菓衛生師の育成に務めてまいりました。そして1985(昭和60)年神戸国際調理師専門学校を設立後、お洒落なパティスリーが立ち並ぶ神戸の環境を生かして製菓部門にも着手し、2003(平成15)年「神戸国際調理製菓専門学校」に校名変更に至りました。フランス語で学校を意味する「エコール」と、キュイジーヌ(調理)、パティスリー(製菓)の頭文字を取ってEcole CP(エコールセーペー)を愛称に運営しています。
 
福永 いつごろから校長として勤められていらっしゃるのですか。
 
植木 20 年前からです。夫は別の仕事をしておりますので私が母から引き継ぐことになりました。当初から変わらない思いは、調理師やパティシエは人をしあわせにできる仕事であり、お客さまに喜んでいただくことで自分もしあわせになれる、とても素晴らしい仕事であるということです。
 
 そのためにはまずは安心・安全のための正しい知識を身につけることが第一です。調理やパティシエの世界は一見華やかに見えますが、基本的なことを学ばずして自身の夢をかなえることはできません。子どもたちの将来を託している親にとっても、わが子が自立して自分で生活ができるようになってほしいと願っています。私も子を持つ親として学生たちの親の気持ちで自立を願っています。卒業生たちがホテルやレストランなど食の世界で活躍している姿を見ると本当にうれしく思います。

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