明海大学では、2018年度も昨年度に引き続き、ホスピタリティ・ツーリズム学部内に設置された、ホスピタリティ・ツーリズム総合研究所を中心に、宿泊施設の中核を担う人材が次のステップに踏み出すための育成コースを開講します。
1年にわたる聞き取り調査から得た、日本が観光立国を目指すにあたり、宿泊施設で中核を担う経営人材の育成が急務であるとの業界の声に加え、昨年度参加者、その所属企業、各地域の意見も参考に、より高いレベルでの持続的観光立国実現の為に、宿泊施設に現在従事する中核人材(ミドルマネジメント層)を対象に、さらに実践的で専門性の高いプログラムを提供します。
ぜひ日本の未来を担い、御社の将来を支える中核人材に、受講し、地域に持ち帰って活躍、さらにその知識を拡散していただきたく、広くご案内申し上げます。
●対象:宿泊施設に従事している中核人材(ミドルマネジメント、またはその候補者)
●実施場所:明海大学浦安キャンパス
●実施日程:2018年10月7・13・14・27日・11月10・11・24・25日・12月1・2日<全10回>
各回10:30~16:30(10:30~12:00講義/13:00~16:30ディスカッション・ワークショップ)
●定員:20名(お申し込み後、選考のうえ決定させていただきます)
●受講料:無料(2018年度は観光庁の事業として開講のため、無料とします。受講者には、講義内容に関するご感想やご意見をお伺いする予定です。)
●お申し込み方法:下記プログラム申し込みページよりお申し込みください。
URL:https://goo.gl/forms/l1x8y4YN6XeKVgW63(申し込み開始は2018年8月20日)
●お問い合わせ:ホスピタリティ・ツーリズム総合研究所
〒279-8550 千葉県浦安市明海一丁目
TEL:047-355-5972 FAX:047-355-5259
E-mail:htken@meikai.ac.jp
No. | 講義名・講師名 | 講義内容・手法 | |
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<ターム1> 【期待される日本のホスピタリティ】 観光活性化に不可欠なホスピタリティの基本を再認識する・日本独自のホスピタリティについて理解を深める |
1 10月7日(日) |
【開講式】 【オリエンテーション】 【観光庁講話】 【宿泊施設におけるホスピタリティの原点】 講師:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 阿部 佳 教授 神末武彦 【懇親会】 |
【宿泊施設におけるホスピタリティの原点再認識】 理論学習:ホスピタリティの原点を再確認し、チームのホスピタリティの共有、確立の方法を学ぶことを目標とする。 実践学習:各ホテルの課題、および各自が今解決したいことを挙げる。グループワークおよびディスカッションを通じ、問題の原因を考察、解決方法を検討。 |
2 10月13日(土) |
【外国人が期待する日本のホスピタリティ】 講師:レ・クレドール会員 ウェスティン仙台 チーフコンシェルジュ 若生通彦 |
【日本のホスピタリティを考える】 理論学習:外国人が期待する日本の“ホスピタリティ”について理解を深めることを目標とする。 実践学習:多くの事例をホテルの現場から用意し、ケーススタディを活用した授業とする。 |
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3 10月14日(日) |
【宿泊施設従事者のための「コーチ型マネジメント」】 講師:株式会社コーチ・エィ 専務取締役・エグゼクティブコーチ 桜井 一紀 |
【宿泊施設従事者のための「コーチ型マネジメント」】 理論学習:マネジメントに不可欠な「人材の育成」に応用できるコーチングの理論や構造を理解し、コーチ型マネジメントの手法を学習する。 実践学習:「コーチ型マネジメント」に応用できるコーチングのスキルを実際に受講者同士でコーチし、実践を通じて学ぶ。 |
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<ターム2> 【マネジメント】 数字に強いミドルマネジメントの育成 |
1 10月27日(土) |
【ホテル経営戦略】 講師:株式会社SAVVY Collective 代表取締役 浅生亜也 |
【経営の基礎と実務遂行の戦略を学ぶ】 理論学習:経営とは何かを理解し、ビジョン・ミッションの遂行のための取り組みを経営者の視点で捉える。またビジョン・ミッションに到達するための道筋を作り進行していく戦略を策定すること、そしてそこに一貫性をもたせる重要性を理解する。 実践学習:ケーススタディーを用いてグループディスカッションおよびプレゼンテーションを実施。 |
2 11月10日(土) |
【ユニフォーム会計】 講師:株式会社 森ビルホスピタリティコーポレーション 取締役執行役員 前田 龍平 |
【ユニフォーム会計】 理論学習:経営者の視点で会社全体から見るファイナンスの役割について基礎を理解し、財務諸表の読み方、数字や財務諸表に慣れることを目標とする。 実践学習:実際に数字を使って事業部門の戦略立案および実際の財務諸表の分析をグループワークで行い、プレゼンテーションを実施。 |
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3 11月11日(日) |
【レベニュー・マネジメント】 講師:株式会社 森ビルホスピタリティコーポレーション 取締役執行役員 前田 龍平 |
【レベニュー・マネジメント】 理論学習:Yield, Forecastを含め、短期的予測から収入を長期的な安定した成長へと導くための理論を理解することを目的とする。 実践学習:実際に数字データを利用して、学習者自身に実践を体験する内容とする。 |
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<ターム3> 【観光活性化における 地域ネットワークの役割】 観光立国に向けての宿泊施設の使命・役割を把握する |
1 11月24日(土) |
【海外のホスピタリティから考える】 講師:Hawaiʻi Lodging and Tourism Association (HLTA) Vice President Mr. Dean Nakasone ファシリテーター:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 神末武彦 |
【観光の島ハワイから考える宿泊施設の役割】 理論学習:長年、観光地として発展してきたハワイにおける宿泊施設の果たしてきた役割、今後への責任について、ハワイ流のおもてなしアロハスピリットを通じて理解することを目標とする。 実践学習:日本とハワイの宿泊施設の在り方を比較して議論する。 |
2 11月25日(日) |
【観光立国をめざすために宿泊施設の果たす役割と責任】 講師:京都市観光アドバイザー 横山 健一郎 |
【地域観光活性をめざす中で、宿泊施設が果たす役割と、さらなる可能性】 理論学習:観光立国実現に向け、地域観光活性をめざす中で宿泊施設は果たすべき責任、役割、今後の可能性について理解する。 実践学習:グループワークにより、地域の特徴にあわせた宿泊施設の有効な取り組みを整理、考察する。 |
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3 12月1日(土) |
【観光立国をめざすために日本がしなくてはならないこと】 講師:株式会社やまとごころ 代表取締役 村山 慶輔 |
【観光立国実現のためのこの国の課題とその解決に向け、すぐに始めるべきことを考える】 理論学習:地域観光活性化に成功しつつある地域の実例を学び、その要因を知る。 実践学習:グループワークにより、地域の特徴にあわせた、課題とその解決への急務を整理、考察する。 |
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4 12月2日(日) |
【ネットワーキング】 講師:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 阿部 佳 【修了式】 |
【施設内外とのネットワーキングの意味とその構築】 理論学習:施設内外との有効なネットワーク確立へ向け、その意義、方法等について理解することを目標とする。併せて、ネットワークを確立するためのリーダーシップについても考察する。 実践学習:受講者同士のネットワークをグループワークにより構築する。各々がそれぞれの地域で今すぐに始められることを考える。 |