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104 岡村 衡一郎  サービス・イノベーション-Part2 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

104  お客さま以上にお客さまになりきる

【月刊HOTERES 2018年09月号】
2018年09月26日(水)
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変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」として紹介していた48 種。そのPart 2 としてお届けする。
 
「売る」と「生きる」を好循環させると
優れた一品へと醸成する

Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

「自分たちならでは」を発揮する。市場でナンバーワンの支持を得る。双方が実現している状態、オンリーナンバーワンが、企業経営の究極の姿だと私は考えている。オンリーワンは悪くない。しかし他社との比較がなければ自己満足に陥る可能性がある。ナンバーワンが絶対目標になってしまっては、すべては売り上げのために、と資本の論理に乗って足元を見失うことになりかねない。
 
 私の関係先では、その道のプロとしてお客さまから愛される店が多くある。スポンジを焼く技術にすべてをかけるケーキ店は、スポンジの良さが伝わるロールケーキを一品にして、衰退激しい商店街にありながら、一日1000 人のお客さまを引き寄せている。通学専用自転車という新しいカテゴリーの一品を独自開発した自転車店がある。そのお店のオリジナル自転車は、丈夫さ、使いやすさ、メンテナンスの三拍子で、学生の4 人に1 人が、オリジナル自転車に乗っている。ダイニングテーブルの買い替えに焦点をあてた自信の品ぞろえで大手家具チェーンとの戦いを制している。

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