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第154回 鈴木 忠美 

次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成 第154回「続・時代の流れに」

【週刊ホテルレストラン2018年11月16日号】
2018年11月09日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉
1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

できる理由を考える
 
 前号に続き不死鳥のごとくよみがえった盛岡グランドHの再建請負人K 氏の続編26 回目である。K 氏が采配を振るうようになると、県が経営母体のときと180 度違って営業重視の強化策を図り、盛岡圏内の市場のどこにこれだけの婚礼の芽が眠っていたのかと、誰もが思えるほど盛岡グランドH の婚礼がうなぎのぼりのごとく増えると、ホテルが手狭になり、にわかに増改築の話が持ち上がった。こんな場合、同じ場所に建てようとするならば、ほかのホテルならその間休業すると思うが、K 氏は営業しながら、しかも前年売り上げを落とさずに工事をする方法を考えたのである。つまり半分ずつ取り壊して作る方式で、最初にフロントカウンターがあった半分を取り壊すために、残った半分の施設に正面玄関もフロントカウンターやレストランも移し替え、泊まりもレストランも宴会売り上げも落とすことなく、当初の目標に掲げた前年売り上げ突破を果たしたのである。もちろんそのためにはできない理由より、どうすればそのことを可能にできるかを考え、工事責任者に当日の宴会台帳のコピーを渡し、宴席と宴席の間の時間帯には大きな音を出す工事を可とし、宴席が始まり祝辞中は音の出る工事を止め、余興に入って会場が騒がしい状態になったときは、多少の音を出す工事も可という緻密な計画を毎日立て、不可能を可能にしたのである。リーダーの皆さん、NO というのは簡単だが、どんな難題でもどうすればそのことが可能になるかを考える指針にしていただけたらうれしいですね。

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