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シリーズ連載 日本ピーマック 

第2 回 日本青年館ホテル  客室の快適性向上のための切り札  二管式システムを個別冷暖フリーに。革新的空調機器“PAFMAC” の実力

【月刊HOTERES 2018年12月号】
2018年12月21日(金)
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デラックスツイン

 
新築時に省スペースで
レンタブル比率を高める
PAFMAC を選択
 
 日本青年館ホテルは創立98 年、一貫して青少年の育成支援に力を注いできた一般財団法人日本青年館が経営するホテルだ。2014 年度に新国立競技場の建て替えに伴い、既存の建物から移転して新しい建物をオープン。2017 年8 月から日本青年館ホテルとして営業を開始している。客室数は220 室規模で120 席のレストラン、350㎡の宴会場、会議室などを付帯するコミュニティーホテルとして営業している。
 
 顧客層は周辺にオフィス街があることからビジネス客、神宮球場や観劇に訪れるレジャー客、修学旅行やスポーツ大会関係者などの団体客を中心に、近年では都心部に立地し利便性も高いことなどからインバウンド客も増加している。
 
 また、建て替え後はアーバンリゾートとしての利用も増えているそうだ。同ホテルでは、新ホテルの建設に当たって常時冷暖可能な四管式の空調システムを導入せず、二管式冷暖房システムに日本ピーマック㈱のPAFMAC を付ける方式を選択したという。その理由について総務部総務課長の松尾 直泰氏は次のように話す。
 
「以前の建物も、二管式冷暖房システムで冷房と暖房は切り替え方式でした。切り替えは配管内の温水や冷水を一度常温にしてから入れ変えるため、作業に丸一日程度かかってしまいます。そのため季節の端境期にはいつ冷暖を切り替えようかとか、今日は暑くなりそう、寒くなりそうなど毎日天気予報を気にしていました」。
 
 また、ホテル支配人の祐成 一男氏は「施設も古かったですから空調機器のトラブルも多く、日々クレームとトラブルにビクビクしながらのオペレーションでした」と当時の苦労を振り返る。「そのような経験もあり、新築する際には冷暖フリーの空調システムの導入は宿願でした。そこで私たちから設計事務所へリクエストしたことは、通年で冷暖房を自由に切り替えできること、それが各客室個別に対応できることでした。ところが冷暖フリーにするために四管式冷暖房システムを採用すると配管が二倍になるため、当然イニシャルコストがアップします。さらに建物の建坪率の関係で、事業収益性上必要な客室数は決まっており、その分を確保すると四管式冷暖房システムを導入する配管スペースなどがとれないことが分かったのです」。(松尾氏)
 
 途方に暮れる中、設計事務所から一つの解決策が持ち込まれたという。
 
「設計事務所が提案してきた方策が日本ピーマックのPAFMAC を使うことだったのです。PAFMAC なら二管式システムでも冷暖フリーになり、しかも客室の個別対応が可能になるというものでした。冷暖フリーは四管式でないとできないと思っていましたから、二管式でそれができると聞いたときは驚きました」。(松尾氏)
 
 二管式冷暖房システムのしくみは、ボイラー室などの熱源室でつくった温水や冷水を館内に張り巡らせた配管を通して客室に運び、室内に設置したファンコイルを介して温風や冷風に変えて室内空調するというもの。配管に冷水が流れているときは冷房、温水が流れているときは暖房が可能となる。このファンコイルという空調ユニットに、冷水でも暖房を、温水でも冷房を可能にするヒートポンプを内蔵したのがPAFMAC なのだ。

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