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第53 回 大岩根成悦  「日本型IR & カジノ」の実現へ 

第53 回  世界中の人々を魅了する施設を目指すべき

【週刊ホテルレストラン2019年04月19日号】
2019年04月19日(金)
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 シンガポールでは2000 年代に入り、観光産業の低迷、マカオカジノの市場開放による民間巨大投資の実現等を背景に2005 年にカジノ法案を閣議決定し、カジノ、MICE、宿泊、レストラン、ショッピング、エンターテインメント施設等を同一地域で一体運営する「統合型リゾート(IR)」の開発が始まり2010年に2 カ所のIR が開業した。規制の厳しいシンガポールにおいてIR 内のカジノ面積に上限を設けたことにより、IR はカジノを強調した施設ではなく他の施設の一部としてカジノがあるということを示し受入れられた。IR 開業の4 年で、国全体の観光客数が6 割、観光収入が9 割増加、さらに2016 年度のギャンブルに係る税収が2,140 億円(約27.1 億星ドル)となり、カジノ収益により財政の改善にも寄与した。
 
 IR は、米国に始まったカジノ顧客とファミリー層の取込みに成功した「複合型カジノリゾート」に、MICE(展示会・国際会議等)というビジネス的要素をとりいれたことにより、ビジネス層の取り込みにも成功し、施設全体の収益を格段に向上させた。またIR は、民間投資による大きな経済効果(税収・雇用促進等)をもたらす産業としてだけでなく、観光振興に寄与することも明らかになり、東南アジアではIR の建設ラッシュが相次いでいる。
 
 現在IR は、米国、マカオ、シンガポール、韓国、フィリピンに存在しており、最後発の日本のIR が成功するためには、他国には真似のできない日本ならではの文化・伝統・きめ細やかなサービス・おもてなしが体感でき、世界中の人々を魅了する施設を目指すべきである。
 

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