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2019年5月31日号 トップインタビュー ホテルサンバレー那須 総支配人 岡本 吉広 氏 

次につながる顧客作り、ファン作りのためにも一にも二にも笑顔が大切

【月刊HOTERES 2019年05月号】
2019年05月31日(金)
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那須塩原駅より車で30 分の位置にあるホテルサンバレー那須。10 の施設を持ち目的や好みに応じたアレンジが自由自在。トップシーズンの8 月は1カ月で約3 万2000 人が訪れているという。アルバイト・パート含めて約270 人が勤務、寮も完備され、清掃スタッフにも手厚い対応をほどこすなど、地域に根差す心優しいホテル経営に徹しているのが岡本吉広総支配人だ。リゾート地における人材育成や職場環境づくりなどをお聞きした。

ホテルサンバレー那須 
総支配人 岡本 吉広 氏 
Mr. Yoshihiro Okamoto

1958 年生まれ 東京都出身。神田外語学院ホテル科卒後、79 年 大成観光株式会社(現 ホテルオークラ東京)入社、宿泊部に配属される。マンダリンホテルとの交換研修の一環で、オリエンタルバンコクホテルでコンシェルジュ、バトラー、ハウスキーピング業務を経験。2003 年秋、宿泊部一筋に2 4年半勤務したホテルオークラを退職。麻布十番にある会員制倶楽部で支配人を勤める。その後、「料亭青柳」小山裕久氏のもと、都内の料亭やレストランで勤務。その間、徳島県のリゾートホテル開業ヘルプに携わる。退職後、和風旅館デザイナー松葉啓氏のもと、全国各地の旅館を見て回り、関連する熱海や箱根のデザイナー旅館の立ち上げに携わる。その後、中伊豆の老舗旅館で勤務し、2011 年11 月にホテルサンバレー那須に就職、総支配人に就任、現在に至る。

―スタイルが異なる10 の宿泊施設と宿泊施設に応じた料理の提供など、宿泊される方の構成や目的、好みに応じたリゾートホテルを運営されています。ホテルやサービス業界の人材不足が深刻化する中で、特にリゾート地における人材の確保と育成は簡単なことではありません。その中で岡本総支配人は着任されてから7 年間、地域住民の方々との交流も積極的に行なわれ、地域にも溶け込まれています。
 
岡本 現在、アルバイト・パートを含め約270 人のスタッフで運営しています。リゾート地の特徴である閑散期と繁忙期の集客数の差は大きいことは否めませんが、どんなときでも皆が笑顔で生き生きと働ける職場環境を整えることが、結果的に顧客満足度を高め、宿泊の基礎票となるリピート率アップにつながっていくのだと思います。宿泊者の55%が東京や埼玉、栃木の方です。またトップシーズン時には宿泊者の3割が連泊されています。
 
インフラが整備され千葉や茨城、湘南エリアからの観光客数も増えていますが、まだ日帰りで訪れている方が多いようです。客室数は352 室で8 月には1カ月で3 万人を超えるお客さまがいらっしゃいますのでとても多忙な状況となりますが、どんなときでも笑顔でお迎えすることが大切なことだと思います。どうしても泊まりたいので、どうにかならないかとのお問い合わせも多く、スタッフにとって夏場の労働は想像を超えるものだと思います。
 
それでも次につながる顧客作り、ファン作りのためにも一にも二にも笑顔が大切なのです。

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