ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 加藤 淳子  ウエディングプランナーの役割  第46 回  初対面で一目おかれる存在感とは
第46 回 加藤 淳子  ウエディングプランナーの役割 

第46 回  初対面で一目おかれる存在感とは

【月刊HOTERES 2019年07月号】
2019年07月19日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 
 例えばパーティなどで自己紹介をする際に、名前・出身・仕事について簡潔に話せば十分1 分で治ります。趣味や嗜好は自己紹介では必要ありません。とにかく、話しすぎる人はNG です。前回、名刺を配り歩く人はNG ですと書きましたが、選挙活動でない限り、自分をアピールするのは逆に引かれてしまいます。大切なのは佇むだけで存在感がある、この人は何のお仕事をされているのか? どういうバッググランドなのか? ぜひお話を聞いてみたい…と思わせるのが初対面での戦略です。
 
 そのためには自己紹介も簡単に簡潔にすませる事が重要です。相手に物足りなさを感じさせるくらいがほどよいくらいです。まずはあなたが現れた瞬間から自己紹介は始まっているのです。メラビアンの法則はビジネスマンであるなら誰もがしっている事ですが、その極意は、一瞬で存在感を放つことです。
 
 まずは、凛とした姿勢で堂々と…国際社会では姿勢がその人の人格を表すといいます。姿勢はその人の生活習慣の現れです。姿勢の悪い人は品性が悪いとそう判断されてしまうのです。正しい姿勢は、内臓を本来の位置におさめ、血液の流れをスムースにし、脳の働きを活性化し体のみならず精神の状態を安定させ、心にゆとりを育んでくれるという効果があります。正しい姿勢によって、穏やかな精神性・冷静な判断・高い能力を求められる紳士淑女の基本であると言われています。
 
 そして高いコミュニケーション力と知識・教養の高さ、話題の豊富さが重要です。そんためにも普段からの情報収集が大切です。初対面では会話に対して十分な配慮も必要です。
 
 自分の家族のことや、プライベートな話ばかりする人は幼稚だと判断されます。
 
 そして、慌てずに余裕をもった立居振る舞いをするための時間厳守です。遅れた場合は、慌てなくてはいけないし、まず最初に発するのがお詫びの言葉になります。「遅れて申し訳ありません」から始めなくてはなりません。その時点でペナルティがついてしまいます。
 
 ただし世界で活躍するエグゼクティブは、少々の遅れなど周りは気にも止めす、どんなときにも堂々とした態度で挑むことができますが、これは大統領や王族に限ります…残念ながら一般人は許されないし、そうであってはいけないのです。職位が高くなると、待たせることが当たり前になっている方をときどき見かけますが、これでは「一流人」とは呼べないように思います。初対面のお席では、職位が高くても超有名でない限り、ほかの方々は誰も知らないので気をつけたいものです。初対面の瞬間で貴方の価値が下がってしまうからです。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE